Press Release

2004.06.28

 (株)ウェザーニューズ、
  米国オクラホマ大学「リサーチキャンパス」にオペレーション拠点を開設
   〜気象研究で産学連携、今年9月初旬に米国の気象情報サービス運営機能を移転〜

世界最大の民間気象情報会社、株式会社ウェザーニューズ(代表取締役会長兼社長:石橋博良、東証1部<4825>)は、オクラホマ州の産学連携の方針に沿って推進するために、同州がオクラホマ大学内に進めている「リサーチキャンパス」に米国拠点を今年9月初旬に開設します。今後オクラホマ州およびオクラホマ大学との協力関係を一層強化し、気象サービスの一層の充実を図ります。

<開設の背景>
オクラホマ州は多発する竜巻をはじめ、豪雨や凍結など気象条件の厳しい地理的特徴から、気象分野の研究の先進地として米国内で広く知られています。特にオクラホマ大学では、竜巻研究の権威とも言える同大学の佐々木嘉和名誉教授をはじめ、気象の専門的研究を行ってきました。オクラホマ州では重点施策の一つに「気象分野」を掲げ、個人および産業に与える気象リスクに関する研究と産業振興に、州を上げて取り組んでいます。その一環として、オクラホマ大学内に気象研究の集積地となる「リサーチキャンパス」を完成させ、連邦、州、その他民間の主要研究機関、および気象に関係する産業・企業などを幅広く誘致し、産学共同での研究体制の確立を急いでいます。
ウェザーニューズでは、これまで気象専門会社として2002年からオクラホマ大学へ寄付講座を提供すると同時に、オクラホマ州ノーマン市に支社を開設するなど、協力体制を敷いてきました。「リサーチキャンパス」の設立およびオクラホマ州による気象分野の産学連携政策を受け、ウェザーニューズは産学連携の中核企業のひとつとして、2006年完成に向けて進められている「リサーチキャンパス」内、民間企業エリアにアンカーテナントとして入居し、アメリカのオペレーション拠点を開設することとしました。

<拠点開設の内容>
オクラホマ大学内「リサーチキャンパス」に開設される「ウェザーニューズ・オクラホマセンター」には、現在アメリカン航空をはじめ航空気象支援のサービスを行っているオクラホマの運営拠点を移動し、また現在カリフォルニア州サニーベールにある気象サービスのオペレーション部門も集約した上で、今年9月初旬より業務を開始します。アメリカにおける最先端の技術が整う環境での、サービス&サポートの拠点となります。同センターは米国各地の天気予報や企業向けの気象情報サービスを行うとともに、オクラホマ州およびオクラホマ大学との産官学連携を推進していく中核的役割を担うことになります。
オクラホマ大学では、荒天時の気象予測技術をはじめ、レーダーによる観測技術、気象予測をもとにした気象災害対策などの利用技術など、単なる気象学に留まらない多彩な気象研究が行われています。ウェザーニューズでは、民間気象情報会社として利用者に対して気象情報サービスを常時展開している点を生かして、連邦政府・オクラホマ州およびオクラホマ大学による連合組織「ナショナルウェザーセンター(The National Weather Center,NWC)」など様々な研究施設と連携しながらプロジェクトへの参加や人材交流などを通じ、産学連携による気象情報サービスの向上を目指しています。

<「ウェザーニューズ・オクラホマセンター」の概要>
名称: ウェザーニューズ・オクラホマセンター
住所: 350 David L. Boren Boulevard, Norman, OK 73072
主要業務: 米国内各産業・個人向け気象情報サービス運営および研究開発
面積: 約2,322平方メートル
従業員数: 約100名
営業開始日: 2004年9月初旬(予定)

●完成イメージ


●現在建設中の様子

●報道関係お問い合わせ先
株式会社ウェザーニューズ 千葉市美浜区中瀬1-3-B15
 社長室IMC 広報 森下、島崎 Tel: 043-274-5504 Fax: 043-274-3916
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