Press Release

2005.12.07

来シーズンの花粉飛散は「量少なく、飛ぶ時期遅い」

世界最大の民間気象情報会社、株式会社ウェザーニューズ(代表取締役会長兼社長:石橋博良)は、2006年の花粉(スギ・ヒノキ)飛散傾向に関する速報を、本日12月7日(水)に発表いたしました。

2006年の花粉飛散開始時期

飛散に関する傾向 : 「例年並み」か「例年より遅い」

各地域の飛散開始時期 : 

九州/中国/四国/近畿/東海/関東甲信の南部 : 2月中旬

関東甲信の北部/北陸 : 2月下旬

東北地方 : 3月

花粉の飛散開始時期は、1月から2月にかけての気温により変化します。特に、1月に入ってからの積算気温が高ければ高いほど、花粉は早く飛び始める傾向があります。同社の最新長期予報では、1月の気温は「ほぼ例年並み」、2月は「上旬は寒気が流れ込みやすく例年を下回る」「中旬は例年を上回る日が多くなる」との見解が出ています。よって、西日本・東日本の花粉の飛散開始(1平方センチメートルあたり1個以上が2日連続)は 2005年よりも遅い所が多く、例年並みか例年より遅くなりそうです。

2006年の花粉飛散量

飛散量に関する傾向 : 例年に比べて「少なめ」

花粉の総飛散量は、前年の夏、特に7月の天候条件に大きく左右され、(1)気温が高い、(2)雨量が少ない、(3)日照時間が長い、という3つの条件が重なると花粉の育成が活発となり、飛散量が多くなります。今年の夏は、気温は例年並みか高めでしたが、2004年夏(特に7月)ほど気温は高くありませんでした。また、降水量は多め、日照時間は少なめで、花粉飛散量を決める花粉の育成には悪い条件となりました。よって、2006年春の総飛散個数は、記録的な大量飛散となった2005年を大幅に下回る可能性が高く、7月に気温の低かった東北地方や、7・8月ともに降水量の多かった関東甲信地方を中心に、例年に比べても少なめの飛散となる見込みです。

<ご参考-2005年夏の傾向>

気温:7月の東北地方で例年を下回ったほかは、例年並みか高め

降水量:7月は九州南部・近畿・東海・北陸で例年並み。ほかは例年より多め

8月は西日本で例年を下回ったが、そのほかは例年並みか多め

日照時間:各地、例年並みか例年より少なめ

ウェザーニューズでは、本格的な花粉シーズン直前、一月中旬ごろ、携帯電話各社で提供する総合気象情報サイト「ウェザーニュース」内において、花粉情報コンテンツ「対策・花粉」をスタートします。当コンテンツでは、花粉症でお困りの方も、そうでない方も、最新の飛散予測や昨年好評だったサービスなど、花粉症対策となるコンテンツを多く取りそろえ来春も開始する予定です。

株式会社ウェザーニューズ(東証1部<4825>)について
世界主要国/地域に37の営業拠点を持つ、世界最大の民間気象情報会社。海、空、陸のあらゆる気象現象の世界最大規模のデータベースを有し、独自のピンポイント予報により、航空、海運、流通、自治体などの各業務の問題解決情報を提供している。一般個人・大衆に対しては、携帯電話、CS/BSデジタル放送等のメディアを通じて、個人の生活を応援する各種情報を提供。

●報道関係お問い合わせ先
株式会社ウェザーニューズ http://weathernews.com/
 〒261-0023 千葉市美浜区中瀬1-3 幕張テクノガーデン
 広報 上山、伊藤 Tel: 043-274-5504 Fax: 043-274-3916

← プレスリリース一覧に戻る

Top of page
・プレス・リリース
・過去のプレス・リリース