Press Release

2006.2.27

桜開花予測発表 「全国的に“平年並”、一部で“やや遅め”」
  〜厳冬を乗り越え、各県に春は順調に到来〜

*最新開花予測はこちら

世界最大の民間気象情報会社、株式会社ウェザーニューズ(代表取締役会長兼社長:石橋博良)は、今シーズンの桜(ソメイヨシノ)の開花予想に関する速報を発表いたしました。今年の開花は、全国的に“平年並み”ですが、九州や四国、甲信などの一部で、平年よりも“やや遅い”春の便りとなりそうです。

桜の開花条件
桜は、翌春に咲く花のもととなる芽を夏に作り、秋から冬にかけて「休眠」に入ります。花の芽は、冬の間、十分低い気温にさらされることにより、休眠から覚める「休眠打破」の状態を経て、気温の上昇とともに生長し開花に至ります。冬に十分気温が下がらないと、「休眠」から覚めにくく、桜の開花は遅れがちとなります。また、開花は2月後半以降の気温が高くなると早まり、生長の時期にあたる2月以降の気温が高いか低いかで開花の時期が決まります。

2006年春の開花傾向
今年の冬は、12月から1月上旬にかけて全国的に低温となり、日本海側を中心に記録的な大雪となりました。1月中旬には例年よりも暖かくなり、1月の平均気温は、西日本では平年並、東日本から北日本で平年よりも低くなりました。その後の2月上旬も、寒気の襲来により平年と比べ低かったため、桜の「休眠打破」は順調に経過したようです。これから先の気温は、西日本は平年並、東〜北日本は平年より高い日が多くなる予想です。しかし、西日本や、東日本の太平洋側を中心に、平年に比べて、曇りや雨の日が多くなるため、桜の開花は、全国的に“平年並み”の所が多く、九州南部や四国南部、甲信地方では“平年よりもやや遅め”となる見込みです。

ただし、予想以上に気温が上がり暖かくなると、桜の生育が進み、早めに開花する可能性があります。桜の開花予測は、桜情報を無料で提供するインターネットサイト「さくらCh.」( http://weathernews.jp/sakura2006/ )にて随時更新いたしますので、最新情報はこちらでご確認ください。

「さくらプロジェクト」
ウェザーニューズでは、参加者と共に桜を通して春を楽しむ企画「さくらプロジェクト」を全国で一斉に展開します。「さくらプロジェクト」は、参加者が通勤途中や近所の公園など、身近な桜の木を1本決めて、ツボミから葉桜になるまでを携帯電話のカメラ機能を使って定期的に観察し報告するというものです。昨年は、この『さくらプロジェクト』に全国から4,000人の方が参加し、4000本の桜の木をきめ細かく実況リポートいたしました。全国各地から寄せられた一人ひとりのリポートは、ウェザーニューズが運営する携帯電話サイトならびにインターネットサイトで観ることができるほか、一人ひとりのリポートを集約し「みんなで創る桜前線」も公開する予定です。

株式会社ウェザーニューズ(東証1部<4825>)について
世界主要国/地域に38の営業拠点を持つ、世界最大の民間気象情報会社。海、空、陸のあらゆる気象現象の世界最大規模のデータベースを有し、独自のピンポイント予報により、航空、海運、流通、自治体などの各業務の問題解決情報を提供している。一般個人・大衆に対しては、携帯電話、CS/BSデジタル放送等のメディアを通じて、個人の生活を応援する各種情報を提供。

<報道関係お問合せ先>

株式会社ウェザーニューズ:千葉市美浜区中瀬1−3幕張テクノガーデン
広報  伊藤、上山
Tel:043-274-5504
Fax:043-274-3916


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