発行日 : 2007年08月17日
~ 試験期間終了繰上げについて ~
株式会社ウェザーニューズ
昨日、当社に対して気象庁より気象業務法の許可外であることを理由に「がけ崩れ予測メール」に関する業務改善命令が出されました。
当社では、中越沖地震発生後の雨によるがけ崩れなど二次災害を心配している利用者からの要望をきっかけに開始した7月19日以来、気象庁から同様の指摘を受けてきましたが、本サービスが気象業務法の範囲内であるという認識のもと、当初の予定通り8月末の試験期間終了まではサービスを継続することを主張してきました。
また、一昨日(8月15日夜から16日朝にかけて)に行った約1,700名への利用者への携帯メールを通したアンケートでも、回答いただいた 455名のうち、サービスが防災情報に参考になったという回答が89%、今後の利用意向については「ぜひ利用したい」「場合によっては利用したい」の合計が98%となり、当社がサービスをさらに向上させていくべきという応援メッセージを含めて大きな期待をいただいていることも確認できました。
当社では、こうした利用者(サポーター)の大きな期待に応えるために継続する方策を様々な角度から検討しましたが、現段階で業務法の見解の相違を埋めることは難しく、サービス継続を固執するあまりかえって、サービス利用者への不便につながりかねないことから、当初予定していた8月末までのサービス試験期間の終了を、本日12時に繰り上げることにしました。
サービス利用者の皆様の期待に十分に答えられないのは断腸の思いであり、お詫びの気持ちでいっぱいですが、これまでのサービス期間中にいただいたご意見、ご提供いただいたデータなどを利用して、さらに役立つサービスとして再び提供できるよう鋭意努力していきます。
また、サービス利用者の皆様に対しては、本サービスの代わりとしまして、本日午後より8月末まで「中越沖被災地サポート臨時電話」(当社サイト内で告知)を設置し、降雨等による地域への影響に関する相談を24時間体制で受けさせていただきます。
今回の件を機に当社では、一貫して進めてきました「自助」「共助」を支援するサービスをこれまで以上に全社を挙げて取り組むとともに、さらに気象を通じて多くの方々の生活の向上の一助となるコンテンツサービスを提供することで、新しい時代の防災・減災のあり方を官、民、地域・コミュニティ、そして個人一人ひとりの皆様とともに考え続けていきたいと思います。
以上
<参考資料>
このアンケートは、今後のサービス向上のために、試験サービス開始約1ヶ月を機に、約1,700名のサービス利用者を対象に、活用状況、利用意向を、8月15日(水)午後10時から16日(木)午前10時まで携帯メールを通じて行ったものの一部を集計したものです。
□サービス利用状況(有効回答数:455人)
Q:今回のメールサービスは防災情報として参考になりましたか?
A、非常に参考になった 46% 209人
B、まぁまぁ参考になった 43% 196人
C、参考にならなかった 11% 50人
D、むしろ混乱の元となった 0% 0人
□サービス利用意向(有効回答数:455人)
Q:今後このようなサービスがあったら利用したいですか?
A、ぜひ利用したい 72% 325人
B、場合によっては利用したい 26% 118人
C、分からない 2% 11人
D、全く興味がない 0% 1人
□サービスへの意見/要望(230件より抜粋)
以上
株式会社ウェザーニューズ SRコーナー(広報・IR) 担当:森下 、上山
043-274-5504
043-296-3763
〒261-0023 千葉市美浜区中瀬1−3幕張テクノガーデン