発行日 : 2007年11月21日

雪の到来は去年より早く、量も増える地域が多い見込み

~ 年末年始と2月上旬が、新雪を楽しめるスキーチャンス!? ~

株式会社ウェザーニューズ(所在地:東京都港区、代表取締役社長:草開千仁)は、来るスキー・スノーボードシーズン到来に向け、全国ならびに各地域におけるスキー場の降雪傾向を発表しました。今シーズンはラニーニャ現象の影響で、去年に比べ早い雪のシーズン到来となりそうです。12月下旬、1月末から2月上旬にはまとまった雪が予想され、シーズンを通して、雪の量もほぼ例年並になる見込みです。

スキー・スノーボードシーズン(12月〜3月)の降雪傾向

今シーズンは寒さの訪れが早く、降雪は“安定型”となる点が特徴です。今週の降雪が今シーズンの第一波となっており、北海道や長野のスキー場ではオープンと同時に新雪が楽しめそうです。 12月になると、寒さが緩む時期もあるため、冬の進行に足踏みを感じさせるかもしれませんが、12月下旬には寒さが再び訪れ、日本列島の山間部の広い範囲で降雪が期待でき、年内にスキー・スノーボードシーズンの本格化に期待がもてます。年明け後もときおり寒波が到来する見込みで、1月末から2月上旬にかけての期間にもまとまった雪が降り、その後、新雪が楽しめる可能性があります。期間を通しての気温はほぼ全国的に平年並となる見通しです。昨シーズンは記録的に暖かい日が多かったため、例年並みの気温でも寒く感じる人が多いでしょう。定期的に寒波が訪れるため、雪も解けづらくなり、雪質も去年に比べ良い条件となるでしょう。スキー・スノーボードが安定して楽しめるシーズンとなるかもしれません。近年の傾向から終雪の時期は早めとなりそうです。

各地域のシーズン特徴

地域 シーズン本格化時期

降雪の特徴

北海道 11月下旬〜 冬型の気圧配置になることが多く、雪の降る日が多そうです。ときおり冬型の気圧配置が緩む時期もあります。
東北 12月下旬〜
関東 12月下旬〜 月に一度ぐらいのペースでまとまった雪が見込まれ、ゲレンデに雪が供給されそうです。降雪量は例年に比べれば少なめとなる所もあるかもしれません。
中部 11月下旬〜
近畿 12月下旬〜

月に一度ぐらいのペースで寒気が流れ込み、まとまった雪が見込まれます。シーズン前半はゲレンデに定期的に雪が供給されそうです。春の到来は早い見通しです。

中国・四国 12月下旬〜
九州 12月下旬〜

今シーズンの降雪傾向について

当社では、日々、長期気象予測サービスの実用化に向けて取り組みをおこなっていますが、現在の気象予測の技術水準では、予測精度の誤差が大きくなる場合があります。今回の降雪傾向発表にあたり、気象機関や長期予報の有識者からの複数の見通しを元に、総合的に見解を出しています。本リリースにおける情報につきましては、発表日における最新の見解になります。


お出かけ前の最新のスキー場情報や雪の状況は、ウェザーニュースインターネットサイト『スキー・スノボーCh.』URL:http://weathernews.jp/ski/(11月22日オープン予定)。または携帯サイトURL:http://wni.jp//(11月22日オープン予定)にてご確認ください。

株式会社ウェザーニューズ(東証1部 <4825>)について

世界主要国 / 地域に32の営業拠点を持つ、世界最大の民間気象情報会社。
海、空、陸のあらゆる気象現象の世界最大規模のデータベースを有し、独自の予報により、航空、海運、流通、自治体などの各業務の問題解決情報を提供している。
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