発行日 : 2007年12月20日

2008年は200ヶ所で花粉観測! 協力者を全国から募集

~ 観測機を使って自宅で花粉症研究 2008年は前年の2倍で花粉観測を実施 ~

株式会社ウェザーニューズ(所在地:東京都港区、代表取締役社長:草開千仁)は、来年から始まる、全国各地の一般の方と共に花粉症に挑む「花粉プロジェクト」に先駆け、本日12月20日(木)から12月27(木)まで、花粉観測機設置にご協力いただける方を全国で200人募集いたします。2008年で4年目となる「花粉プロジェクト」は、一般家庭で設置できる花粉観測機を使い、花粉飛散数と共に、気温、湿度、気圧などの気象観測や協力者の花粉症状を全国規模で毎日観測する取り組みです。100台で展開した2007年に比べ、2008年は2倍の200台に観測機設置を増やし実施します。

花粉観測募集概要:携帯サイト「ウェザーニュース」 URL:http://wni.jp

花粉プロジェクトとは・・・

携帯サイト「ウェザーニュース」のサイト画面

〜全国200地点にも及ぶ大花粉観測ネットワーク〜

花粉プロジェクトは、“ポールンロボ”と呼ばれる花粉観測機を設置し、家族や職場、学校など、花粉症状のある方が参加して、全国の花粉飛散数や花粉症状などを調査する取り組みです。“ポールンロボ”は、協力者に無料で貸与し、花粉観測の拠点となる「花粉観測ステーション」として、自動的に毎時間観測し、ウェザーニュースにリポートされます。また、それに併せて、参加者には日々の「花粉症状」をリポートしていただきます。これら「花粉観測ステーション」のデータは、インターネットと携帯電話サイトで逐次更新されます。

“2008年”の花粉プロジェクトは・・・

携帯サイト「ウェザーニュース」のサイト画面

〜観測機性能が大幅に向上し、台数を100台から200台へ〜

1.観測機の機能向上

2007 年の観測では、1時間当たりの“花粉量”のみだった観測項目を、2008年は“花粉量”に加え、“気温”と“気圧”、“湿度”も併せて観測します。このことにより、天候状況と花粉飛散、天候と花粉症状の詳細な関連性の分析が可能となります。また、観測機自体も、1日の観測量に応じて、機器の一部の色が変化するなどの改良も行っています。


2.観測拠点の拡大

2007年の観測では、全国100ヵ所で展開していましたが、2008年は全国 200ヵ所体制で実施します。また、従来、設置家庭の家族のみを参加者と限っていたものを、今回2008年は家族を問わず、職場、学校など関係者も参加することが可能となり、前回に比べより多くの人数で観測を行います。

“2008年”の花粉プロジェクト募集概要は・・・

<応募方法> :携帯サイト「ウェザーニュース(月額105円)」から必要情報を入力

<応募サイト> :携帯電話向けサイト:http:wni.jp/

<応募条件>
1. 花粉症の方、または家族に花粉症の方がいる方
2. 携帯サイト「ウェザーニュース」に登録している方
3. 地域の代表として、毎日かかさず携帯電話で症状の報告が出来る方
4. 花粉観測の地域拠点として貴重な情報を発信しようとする想いのある方
5. 設置条件を全て満たす方 [ブロードバンド環境が整っている。
  屋外から屋内に接続ケーブルを通す穴があるなど]

“2007年”の花粉プロジェクトは・・・

〜100家族の参加で花粉に関する新事実が続々と判明〜

従来の花粉の観測は、観測の範囲や拠点を限って行われることが多いため、今回のような200地点での花粉観測は国内最大級のものと言えます。また本観測は、花粉飛散量データだけでなく、花粉の症状や気象も併せて収集する全国唯一の試みです。全国100組の花粉症家族の協力をもとに収集した昨シーズンの「花粉飛散量」と「花粉症症状」のデータは、ウェザーニューズが持つ「気象」のデータと照らし合わせ、それぞれの項目がどのように影響しあうかの分析を行いました。分析では、「一日の飛散量のピークが関東と関西とで1時間も違う」や「飛散条件は風が重要な要素で雨の日でも飛散可能性あり」との結果が判明し、これらの結果は、来春の花粉シーズンにおける予報やサービスに反映していきます。


◆2007年の結果(詳細)

http://weathernews.com/jp/c/press/2007/070518.html


ウェザーニューズでは、花粉症に悩む人が、花粉情報を活用することで、少しでも楽にシーズンを乗り切れるよう、一般の方と共に花粉究明に挑み、今後、様々な新しいサービスを開発していく予定です。

株式会社ウェザーニューズ(東証1部 <4825>)について

世界主要国 / 地域に32の営業拠点を持つ、世界最大の民間気象情報会社。
海、空、陸のあらゆる気象現象の世界最大規模のデータベースを有し、独自の予報により、航空、海運、流通、自治体などの各業務の問題解決情報を提供している。
一般個人に対しては、携帯電話、インターネット、BSデジタル放送等のメディアを通じて、個人の生活を支援する各種情報を提供。