発行日 : 2008年03月13日

世界最高齢の世界最高峰への挑戦を気象面からサポート

"三浦雄一郎チームのチョモランマ登頂を気象面からサポート

~ 携帯電話を通じて三浦親子の挑戦を応援する特設サイトをオープン ~

株式会社ウェザーニューズ(所在地:東京都港区、代表取締役社長:草開千仁)は、世界的プロスキーヤー・冒険家の三浦雄一郎氏・豪太氏がチョモランマ(エベレストの中国名)に挑む登頂プロジェクト(2008年3−5月)における気象面での全面サポートを行います。当社は、世界最高齢(75歳)で世界最高峰登頂を目指す三浦雄一郎・豪太親子の限りなき挑戦の姿勢に共感し、2006年同登頂隊のシシャパンマ遠征時以来、気象面でのサポートをしてきました。この度は、気象サポートを行うとともに、当社の日本最大の携帯気象サイト『ウェザーニュース』内にて、同プロジェクトの特設サイト(無料)を開設し、登頂隊の現地の様子を随時更新すると共に、『応援メッセージ』機能を公開し、携帯電話利用者とともにこの偉大な挑戦を応援します。

携帯サイト「ウェザーニュース」
URL:http://wni.jp
「スポーツ&アウトドア」→「山岳」

8848mに75歳で挑む三浦雄一郎・豪太親子

三浦雄一郎氏と豪太氏(写真)は、2003年、世界最高峰のエベレスト(標高8848m)における初の日本人親子同時登頂をネパール側から成し遂げた世界的に有名なプロスキーヤー親子です。雄一郎氏(75歳)は1985年に世界七大陸最高峰のスキー滑降を完全達成し、豪太氏(38歳)はアフリカ、キリマンジャロを最年少(11歳)登頂、また長野オリンピックではモーグル日本代表として活躍しました。そして両氏は、この度、新たな記録に挑戦するため、北京オリンピック開催の2008年に、再び中国側よりチョモランマの山頂を目指します。この登頂が成功すれば、三浦雄一郎氏は最高年齢記録を樹立し、さらに世界初の親子による中国・ネパールの両側からの登頂になります。

世界最大の気象会社が全面サポート

ウェザーニューズでは、この三浦親子が挑む『MIURAチョモランマ2008』登頂プロジェクトに共感し、この度、同登頂隊へ気象面でのサポートを行います。8000m級の高峰では気象は刻々と変化し、特にチョモランマでは頂上付近では時速200キロにも及ぶジェットストリーム(偏西風)が吹き荒れることがあるため、登頂成功にはタイムリーな気象把握が欠かせません。当社では、世界各国から入手した衛星データなどの気象情報および現地に携行、設置する数台の観測機の気温、風向、風速、湿度、気圧などのデータをもとに、登頂ルートに合わせた気象解析を社内の登山気象の専門家が行い、メールや衛星電話を使って現地の登頂隊に提供し、登頂の判断をサポートします。情報は“数日間の見通し”や“上空の雲の状態”などの概略から、高所の風や気温の予想など登頂ルートに合わせて、登頂に影響の大きい悪天を中心にした傾向予測を提供します。また、今回の特徴として、登頂隊から刻々と送られてくる現地の写真、気象に関する実況レポートを予測の参考として活用することです。傾向予測は、数値予報をもとに行っていますが、現地での実況が、解析をする上で有用な情報となります。登頂隊と予測チームが、お互いに情報をやり取りすることで予測の精度、リスクの回避の可能性を高めます。

登頂の模様を携帯サイトで公開、携帯電話を通じて日本全国から応援

ウェザーニューズでは、携帯電話を通じて、この挑戦を応援する企画として「みんなでサポート チームMIURA登山隊」を開始します。サイトでは、登頂隊の現在の位置や気象解説、そして現地からの送られてくる写真を添えた登頂日誌、三浦雄一郎氏からのメッセージなどを適宜公開します。そして、携帯電話利用者が、現地の登頂隊へ応援メッセージを送ることができるコーナーも設けます。この“応援メッセージ”の試みはシシャパンマ遠征時においても実施され、現地の登頂隊を強く励ましたことで、この度も実施するに至りました。


ウェザーニューズでは今後も、エベレスト登頂など“挑戦する人”をサポートするとともに、「山岳情報」「ゴルフ情報」「ハングライダー情報」など、携帯電話サイトで展開する様々なコンテンツを通してスポーツを楽しむ方々を応援しています。

株式会社ウェザーニューズ(東証1部 <4825>)について

世界主要国 / 地域に32の営業拠点を持つ、世界最大の民間気象情報会社。
海、空、陸のあらゆる気象現象の世界最大規模のデータベースを有し、独自の予報により、航空、海運、流通、自治体などの各業務の問題解決情報を提供している。
一般個人に対しては、携帯電話、インターネット、BSデジタル放送等のメディアを通じて、個人の生活を支援する各種情報を提供。