発行日 : 2008年03月31日

安全性・燃料消費の低減を目指して

世界有数のタンカー会社BP Shippingへサービス提供開始

株式会社ウェザーニューズ(所在地:東京都港区、代表取締役社長:草開千仁)は、英国の石油会社BPの海運部門であるBP Shippingに対し、Total Fleet Management Service(TFMS)の提供を開始しました。ウェザーニューズでは、船舶の安全とスケジューリングを考慮した最適な航路/運航情報、燃料消費を最適化する最小燃費航路情報(Fuel Routeing)を総合的にBP Shippingに対して提供し、グローバルなタンカー船団の安全かつ経済的な運航を支援します。


当社は、創業以来20年以上にわたる世界中の海運会社向けの気象サービスのパイオニアであり、トップ企業として活躍してきました。多くの海運会社との長いリレーションシップを通じて開発されたサービス、Total Fleet Management Serviceは、あらゆる状況下における船舶を包括的にサポートしており、24時間365日体制で船舶の安全な運航を支援しています。


Total Fleet Management Serviceは、海気象状況を基に安全性とスケジュール通りの運航を加味した航路情報を船長に対して提供することで、船舶の最適な航行を実現できるサービスです。同時に、陸上のオペレーターに向けてもウェブやメールを通じて全ての船の動静や台風や爆弾低気圧などの荒天情報を提供することで、船長とオペレーターとの情報共有化が可能となります。


安全性と燃料消費に伴う排出物の低減を重要視しているBP Shippingは、広範囲におよぶトライアルを通じて、運航の安全性を追及してきたウェザーニューズと船舶の燃料消費効率を向上させ、かつ二酸化炭素などの排出物を抑制することを目指し、3年契約を締結しました。ウェザーニューズは、BP Shippingが目指すタンカー船における年間最大4パーセントの排出物の低減に向けて、船舶の安全な運航と効率的な燃料消費を支援していきます。


ウェザーニューズでは、今後も市場における特性やニーズに応じながら安全、効率、経済、環境等、あらゆる面での向上を目指し、BP Shippingをはじめとした海を舞台とする皆さまを気象の側面から全面にサポートしていきます。

株式会社ウェザーニューズ(東証1部 <4825>)について

世界主要国 / 地域に32の営業拠点を持つ、世界最大の民間気象情報会社。
海、空、陸のあらゆる気象現象の世界最大規模のデータベースを有し、独自の予報により、航空、海運、流通、自治体などの各業務の問題解決情報を提供している。
一般個人に対しては、携帯電話、インターネット、BSデジタル放送等のメディアを通じて、個人の生活を支援する各種情報を提供。