発行日 : 2008年01月20日

日本の“揺れ”をリアルタイムに公開するインターネットサイト開始

~ 全国1,000名規模での観測を目指し、一般の方から新たに800名を追加募集 ~

株式会社ウェザーニューズ(所在地:東京都港区、代表取締役社長:草開千仁)は、本日7月16日(水)、個人の減災意識を高め、被害を軽減すことを目的に、日本の“揺れ”をリアルタイムで公開するインターネットサイト「Yure プロジェクト(ユレプロジェクト)」をオープンしました。本プロジェクトは、一般の方と共に日本のあらゆる“揺れ”をはかる試みで、地震などがあった際の自宅やビルの“揺れ”の影響や、緊急地震速報サービス『The Last 10-Second』などの検証にも活用されます。観測にあたっては、全国1,000名の一般の方からの協力のもと、“揺れ”を計測する専用機器「Yure Station(ユレステーション)」を無償で貸与し行っています。“揺れ”の観測情報はインターネットを経由してリアルタイムで専用サイトに表示されるため、どこよりも早く、きめ細かい“揺れ”情報をサイトで確認することができます。現在、200人規模での観測を行っており、今回一般の方から800名を新たに募集し、9月 1日までに全国1,000人規模での観測を目指します。

「Yure プロジェクト」の詳細及び、追加募集の申し込みは下記へ
http://weathernews.jp/yure/

Yure プロジェクトとは

携帯サイト「ウェザーニュース」のサイト画面

<全国1000箇所の観測地点(イメージ)>

「Yure プロジェクト」は、“揺れ”を観測することのできる機器「Yure Station」を全国1,000人に無償で配布し、日本の“揺れ”を観測するネットワークを構築する試みです。集められたデータはリアルタイムでサイトに公開されるため、どこよりも早く、きめ細かい“揺れ”の詳細な情報を確認することができます。

日本の“揺れ”をリアルタイムで公開するサイト

携帯サイト「ウェザーニュース」のサイト画面

<各観測地点の揺れ詳細情報>

携帯サイト「ウェザーニュース」のサイト画面

<揺れの方角と強さを表すマップ画面>

「Yure プロジェクト」のインターネットサイトは、全国1,000地点(現在は200地点)での“揺れ”の観測情報が地図上に表示されています。それぞれの地点において“揺れ”を観測した場合、縦揺れや横揺れなど“揺れ”の種類や、その強さに応じて、各地点の色が変化して表示されるため、日本の“どの地点”で、 “どの様な揺れ”が、“どの位の強さ”で起こったかを一目で把握することができます。地震などの“揺れ”を感知した際、横揺れ、縦揺れの“強さ”と方向が分かりやすく表示されるため、緊急地震速報サービス『The Last 10-Second』にて通知された震源地から同心円状に拡がる“揺れ”の方向を一目で確認することができます。また、サイトでは、全国各地で観測された最新の“揺れ”の情報が画面上に時系列で一覧化されているため、過去の情報も確認することができます。これら各地点の“揺れ”の情報は、更に詳細を確認することができます。日本地図上の観測地点、または、最新の“揺れ”の一覧の中から任意の地点をクリックすることで、市町村単位での詳細な所在地が表示され、南北での「横揺れ」、東西での「横揺れ」、上下の「縦揺れ」の3つのグラフよって、どのくらいの"揺れ"があったかを時間を追って見ることができます。

緊急地震速報の活用法をみんなで考える

携帯サイト「ウェザーニュース」のサイト画面

< 緊急地震速報『The Last 10-Second』>

この試みでは、昨年10月にスタートした緊急地震速報サービス『The Last 10-Second』の検証を行い、実際に地震があった際、緊急地震速報を受信した自宅において、“揺れ”が“いつ”“どのくらい”あったかを分析し、サービスの活用法を利用者と共に考えていきます。また、本プロジェクトでは、「地震の“揺れ”がマンションの高さにどれだけ影響するか」や、「電車通過の “揺れ”が、どれだけ建物に影響するか」など、あらゆる“揺れ”について検証、数値化しデータベース化を行います。

観測に協力いただける方800名を追加募集

携帯サイト「ウェザーニュース」のサイト画面

< 加速度センサー搭載の観測機Yure Station >

ウェザーニューズでは、「Yureプロジェクト」に協力していただける一般の方を全国から800名追加募集します。参加者には、当社が開発した“揺れ”をはかる専用機“Yure Station”を自宅や会社などに設置していただきます。専用機はパソコンに常時接続され、30秒に1回データが自動的にリポートされます。当プロジェクトへの参加応募は、インターネットサイトと携帯電話サイトの「ウェザーニュース」から行うことができ、ウェザーニュースの緊急地震速報サービス『The Last 10-Second』に加入している方であれば誰でも参加することができます。
*Yure Stationの大きさは10cm四方です。

Yure プロジェクト追加募集要項

募集人数: 800名
応募サイト:http://weathernews.jp/yure/へアクセスし必要事項を入力
応募締切:8月8日(金)
応募条件:本プロジェクトへのご参加は下記の条件が必要となります。

  1. ウェザーニュースの有料会員(月額315円)で、緊急地震速報アプリケーション“The Last 10-Second”が正常に動作している方。
  2. 地域のYure Stationとして、貴重な情報を発表していこうという想いのある方。
  3. 以下の環境を満たしている方

    * ネットワーク環境が常時接続可能(ブロードバンド)で、24時間ウェザーニューズにデータを送ることができる。
    * Windows(XPまたはVista)が搭載されたPCを使用している。
    * Adobe AIR(アプリケーション)をインストールできる。
    * USBポートをYure Stationに優先して使用できる。(USBを併用接続する機器によっては、動作に影響することがあります。)

  4. パソコンや周辺機器の電源、回線料金をご負担いただける方。

■インターネット向けサイト「ウェザーニュース」について

インターネット向けに提供する気象総合サイトで、「天気予報」「注意報警報」「雨雲レーダー」などの基本的な気象コンテンツはもとより、「台風」「地震」などの防災コンテンツ、「ゴルフ」「スキースノボ」などのレジャーコンテンツ、そして、「花粉」「桜」「紅葉」などの季節コンテンツなど気象に関するあらゆる情報をこのサイト一つで入手することができます。その他、自分だけのトップ画面にパーソナライズできる機能や、自分専用に天気予報をカスタマイズすることができるコンテンツ(有料月額315円)など、気象情報を活用しより快適に生活を送ってもらうためのサービスや取り組みを、日々展開しています。

株式会社ウェザーニューズ(東証1部 <4825>)について

世界主要国 / 地域に32の営業拠点を持つ、世界最大の民間気象情報会社。
海、空、陸のあらゆる気象現象の世界最大規模のデータベースを有し、独自の予報により、航空、海運、流通、自治体などの各業務の問題解決情報を提供している。
一般個人に対しては、携帯電話、インターネット、BSデジタル放送等のメディアを通じて、個人の生活を支援する各種情報を提供。