発行日 : 2008年08月07日

きめ細かい気象観測網で市民の自助・共助活動を支援

新潟市と推進する“減災”への取り組み「減災ラボ with にいがた」始動

~ 新潟市内23ヵ所の気象観測データを市民と共有し、市民による観測も実施 ~

株式会社ウェザーニューズ(所在地:東京都港区、代表取締役社長:草開千仁)は、個人や地域のコミュニティーでの減災意識を高め、被害を軽減することを目的に、新潟市役所の協力を得て、「減災ラボ with にいがた」を8月7日(木)から開始します。この取り組みは、新潟市の協力を得て設置した23箇所の気象観測データを市民の方々と共有し、大雨や暴風などのシビアな気象時に市民の自宅にどのような影響があるかや、通勤、通学の際に使用する身近な道路の影響などの情報を収集、個人やコミュニティーレベルでの “減災”について新潟市及び新潟市民と一緒に考える取り組みです。観測データは、現在設置している23箇所に加え、今後、新潟市民の方々からの協力を得て、自宅やオフィスなどに観測機器を設置してもらい、更に詳細な気象情報の共有を目指す予定です。また新潟市民向けに、集められた詳細な気象観測データを活用し、被害が起こりうる可能性がある際に個人の携帯電話にメールでお知らせをするサービスも併せて開始します。

*サービス利用には携帯サイト『ウェザーニュース』の登録(月額315円)が必要になります。

減災ラボ with にいがた

『減災ラボ with にいがた』は、市内で観測した詳細な気象データを市民の方々と共有することで、市民の自助・共助の活動を支援し、“減災”に繋げる取り組みです。新潟市では、現在、市内23ヵ所で“風”と“雨量”の観測を行っており、『減災ラボ with にいがた』では、これら情報を携帯電話サイト「ウェザーニュース」内の専用サイトにて、会員向けにリアルタイムで公開する他、過去の被害情報も併せて公開します。また、今回の取り組みでは、新潟市内の23ヵ所の観測地点の他に、新たに新潟市民から協力者を募り、市民の方自らが気象台となり、気象を観測する試みも実施します。これにより、今まで把握することができなかった、更に詳細な気象情報を収集することが可能となります。

みんなの“減災リポート”

『減災ラボ with にいがた』では、きめ細かな気象情報の他に、「水溜まりができた」、「風で植木鉢が倒れた」など、気象が原因で起きた身近な現象や被害を、一般の方が携帯電話からリポートする『減災リポート』の試みも行います。これらのリポート情報は貴重な被害データとして蓄積され、発生時の気象条件との関係を記録します。これら情報は地図上に記録し『減災マップ』として作成し、インターネットサイト上にて共有する予定です。『減災リポート』は携帯電話利用者であれば誰でも参加することが可能です。

自分専用の“減災”情報を入手できる“減災ソリューション”

『減災ラボ with にいがた』では、会員であれば、観測された気象データや『減災リポート』をもとに、個人にカスタマイズされた携帯電話向けのメールサービス“減災ソリューション”を利用することができます。“減災ソリューション”は、あらかじめ個人の被害が起こりうる気象条件を設定しておくもので、自宅での浸水、近所の道路の冠水など、被害になり得る天候状況に達した際に携帯メールでお知らせします。このメールは自分だけでなく、家族や友人にも共有することができます。


ウェザーニューズでは、今回取り組みを開始する『減災ラボwithにいがた』の他に、先月から、千葉県柏市において市民が参加する新しい“減災”の取り組み『減災ラボwithかしわ』を展開しています。ウェザーニューズでは、新潟県新潟市や千葉県柏市の他に、今後、全国の自治体へ参加を呼びかけ、市民一人ひとりの減災意識を高め、自らが主体的に情報を収得し、減災活動に役立てる『自助』及び、地域やコミュニティー内でおこなわれる『共助』の活動の輪を今後も広げていきます。

株式会社ウェザーニューズ(東証1部 <4825>)について

世界主要国 / 地域に32の営業拠点を持つ、世界最大の民間気象情報会社。
海、空、陸のあらゆる気象現象の世界最大規模のデータベースを有し、独自の予報により、航空、海運、流通、自治体などの各業務の問題解決情報を提供している。
一般個人に対しては、携帯電話、インターネット、BSデジタル放送等のメディアを通じて、個人の生活を支援する各種情報を提供。