発行日 : 2008年10月15日
~ 雪虫が大量に発生すると3日〜1週間後には雪の降る可能性が高い? ~
株式会社ウェザーニューズ(所在地:東京都港区、代表取締役社長:草開千仁)では、携帯電話サイト「ウェザーニュース」内の「北海道エリアリポート」内にて、本日から北海道エリアの携帯電話利用者とともに“雪虫(ゆきむし)”を感測する試み『雪虫大作戦2008』を展開します。『雪虫大作戦』は、昨年に引き続き2度目の取り組みで、北海道エリアなどで知られる「“雪虫”飛来の約1週間後に“初雪”が降る」との観天望気について、写真付きで“雪虫”と“初雪”に関する情報を募り、携帯電話利用者とともにその観天望気を検証する試みです。昨年は、雪虫発生の周期と天気の移り変わりの周期を検証し、結果、雪虫が大量に発生すると3日〜1週間後には雪の降る可能性が高いことが判明しました。
携帯サイト「ウェザーニュース」 | URL:http://wni.jp |
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“雪虫”は、大きさ3〜4ミリ位のアブラムシの一種で、体全体が白い綿のような毛に包まれている、北海道民なら誰もが知っている冬の風物詩です。初降雪が近づく晩秋になると、一斉に飛来する姿が北海道各地でよく見かけられ、「“雪虫”が飛んでから約1週間後に初雪が降る」と言われています。これは、雪が降る冬に備え、生息地を移動するために起こる現象と言われ、初降雪を感知しての行動とも言われています。ウェザーニューズでは、この“雪虫”に関する感測を、北海道在住の携帯電話利用者とともに実施する『雪虫大作戦2008』を展開します。
〜“雪虫”発見から“初雪”までの日数を道内各地で検証!〜
『雪虫大作戦2008』は、携帯電話サイト「ウェザーニュース」内で展開する試みです。『雪虫大作戦』は今年で2回目となり、携帯電話利用者が“雪虫”を発見した際、携帯電話の写真機能でその姿を撮影し、見つけた場所(市町村単位)、更には虫の数や大きさなどの詳細とともにリポートとして送信すると共に、“初雪”を感測した際にも報告することで、天気と雪虫の発生のメカニズムを検証する試みです。これら道内各地から寄せられた多くの感測情報を分析することで、“雪虫”が目撃された期日から、どのくらいの日数で“初雪”に至るのかを解析します。道内の各地から寄せられたそれらの情報は、サイト内でリアルタイムに公開されるとともに、事前登録すれば、それらの情報が寄せられた際、携帯電話にその情報が届く「雪虫ニュース」のメールサービスも提供しています。また、雪虫が発生するチャンスを見逃さないように、雪虫が発生しそうな天気の際、メールでお知らせする『雪虫だよメール』(北海道限定)も開始いたします。雪虫の目撃報告がある日は高気圧に覆われ、穏やかな日が多く、初雪報告がある日は西高東低の冬の気圧配置時に多くありました。これは、秋から冬の季節の移り変わりにかけて、低気圧と高気圧が3日〜1週間の周期で繰り返すことから、高気圧に覆われている日に雪虫が飛来しやすくなり、その3日〜1週間後には、冬の気圧配置になり、初雪が降る可能性が高いことが分かります。昨年の札幌市では、雪虫の大量目撃報告のちょうど1週間後に初雪が降りました。また昨年の調査では、北海道にしか生息していないと思われていた雪虫が、本州や四国、九州でも目撃報告が多数ありました。
■雪虫発見から初雪までの日
札幌 | 14日後 | 根室 | 29日後 |
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旭川 | 10日後 | 帯広 | 10日後 |
北見 | 3日後 | 網走 | 30日後 |
函館 | 21日後 | 釧路 | 18日後 |
平均 | 17日後 |
■北海道以外での雪虫生息マップ
ウェザーニューズでは、花粉・桜・梅雨など季節を通し、気象に関する様々な事象を携帯電話利用者とともに感測しています。ウェザーニューズでは、今後も、季節を楽しむコンテンツを利用者と共に展開していく予定です。
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