発行日 : 2008年11月19日

スキー・スノボーシーズンの降雪傾向発表!

今シーズンは冬の訪れが早く、雪の量は例年以上に多い

~ 本格的なスキーシーズンも早く訪れ、例年よりも長い期間楽しめそう ~

株式会社ウェザーニューズ(所在地:東京都港区、代表取締役社長:草開千仁)は、来るスキー・スノーボードシーズン到来に向け、全国ならびに各地域におけるスキー場の降雪傾向を発表しました。今シーズンは冬の訪れが早く、雪の量は例年以上に多くなりそうです。また、期間を通して各スキー場では、新雪を楽しめるチャンスが多く、例年よりも長い期間、雪を楽しめそうです。

スキー・スノーボードシーズン(11月~3月)の降雪傾向

これから11月一杯は、冬型の気圧配置の影響で、北日本や北陸では雪が降りやすく、ゲレンデではまとまった雪になりそうです。12月になると冬型の気圧配置は長く続かず、変わりやすい天気になります。ただ、一時的に強い冬型になることもあって、北日本では大雪になりそうです。この時は、ゲレンデまでの道のりは運転しづらい雪道になる可能性もあり、ゲレンデでは、吹雪いて滑りにくくなることもあります。年末年始の前に冬型が強まれば、お正月のスキーは新雪が期待できます。


年明け後も冬型の気圧配置は長く続きませんが、1月後半から2月後半には、強い寒気が次々やってきて強い冬型になり、北海道は発達した低気圧の影響で暴風雪に見舞われる日もありそうです。ゲレンデには新雪が期待できますが、大荒れになってクローズすることもありますので、出かけるタイミングを見計らってください。また、低気圧が日本の南岸を通り、静岡など太平洋側のゲレンデにも雪を降らせる可能性もあります。


春スキーの3月になると、だんだん春めいてきて、低気圧や春の移動性高気圧が交互に日本列島を通過します。中旬以降は穏やかに晴れて暖かい日が増えて、雪解けも徐々に進みそうです。

各地域のシーズン特徴

地域 シーズン
本格化時期
降雪の量 降雪の特徴
北海道 11月下旬~ 平年よりも多い 強い冬型の気圧配置が繰り返し訪れて、まとまった雪になります。強い冬型の後には、その都度新雪が楽しめそうです。
ただ暴風が吹き荒れ、吹雪いてスキーが楽しめない日が続くこともあります。
東北 12月中旬~ 平年よりも多い 強い冬型の気圧配置が繰り返し訪れて、まとまった雪になります。強い冬型の後には、その都度新雪が楽しめそうです。
関東 12月下旬~ 平年よりも多い 数週間~1ヶ月程度の繰り返しで、まとまった雪になり、その都度新雪が楽しめそうです。
ゲレンデによっては、雪の量が少なくなる所もあるかもしれませんが、それでも、十分にスキースノボは楽しめそうです。
中部 11月下旬~ 平年よりも多い 数週間~1ヶ月程度の繰り返しで、まとまった雪になり、その都度新雪が楽しめそうです。
北陸エリアのゲレンデを中心に雪の量が多くなりますが、ゲレンデによっては、雪の量が少なくなる所もあるかもしれません。ただ、十分にスキースノボは楽しめそうです。
近畿・中国
四国・九州
12月下旬
~1月上旬
平年よりも多い 数週間~1ヶ月程度の繰り返しで、まとまった雪になり、その都度新雪が楽しめそうです。
シーズン前半よりも、シーズン後半の方がタップリと雪に恵まれます。ゲレンデによっては、雪の量が少なくなる所もあるかもしれませんが、それでも、十分にスキースノボは楽しめそうです。

*シーズン本格化時期は、降雪傾向に基づくもので、スキー場のオープン時期とは異なる場合があります。

今シーズンの降雪傾向について

当社では、日々、長期気象予測サービスの実用化に向けて取り組みをおこなっていますが、現在の気象予測の技術水準では、予測精度の誤差が大きくなる場合があります。今回の降雪傾向発表にあたり、気象機関や長期予報の有識者からの複数の見通しを元に、総合的に見解を出しています。本リリースにおける情報につきましては、発表日における最新の見解になります。
お出かけ前の最新のスキー場情報や雪の状況は、ウェザーニュースインターネットサイト『スキー・スノボーCh.』URL:http://weathernews.jp/ski/(11月20日オープン予定)。
または携帯サイト URL:http://wni.jp/(11月20日オープン予定)にてご確認ください。

株式会社ウェザーニューズ(東証1部 <4825>)について

世界主要国 / 地域に32の営業拠点を持つ、世界最大の民間気象情報会社。
海、空、陸のあらゆる気象現象の世界最大規模のデータベースを有し、独自の予報により、航空、海運、流通、自治体などの各業務の問題解決情報を提供している。
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