発行日 : 2009年02月16日

「さくらプロジェクト」は、地域の桜を楽しむ人たちを応援します!

全国の自治体、学校から開花予測して欲しい桜を募集

~ 開花予測は3月2日に公開、専用サイトを通して開花や満開の様子も地域の方に伝えることができます ~

株式会社ウェザーニューズ(所在地:東京都港区、代表取締役社長:草開千仁)は、地域の人たちと共に桜を楽しむ「さくらプロジェクト」の開始に先立ち、日本各地の桜の素晴らしさをより多くの人に伝えるため、この度、自治体が管理する公園や全国の校庭に咲く桜を新たに観測対象として設け、その観測対象となる桜を全国の自治体、学校から募集します。この取り組みは、各地の測候所閉鎖などにより桜観測地点が減少する中、自治体/学校から「思い出深い母校の桜がいつ開花するか知りたい」や、「管理している公園の桜の開花情報が知りたい」などの要望が相次いだことを受け開始するもので、桜の開花日を要望する自治体、学校の方なら誰でも参加できます。このサービスは、開花日を知りたい身近な桜1本を決め、その情報を登録するだけで、その桜の開花日を知ることができ、校庭の桜や地元の桜並木など桜木であればどの木でも参加できます。募集は本日から開始し、登録した桜の開花日は3月2日に当社携帯サイトとインターネットサイト「さくらCh.」にて公開します。また、より多くの方にご利用いただけるよう本サービスを無料で展開し、同時に、一般の方からの桜木の受付も募集します。

自治体/学校向け 桜木登録ページ
インターネットサイト
URL:http://wni.jp?sakura
携帯サイト
URL:http://wni.jp/?195

桜一本一本を予測する試み

当社では開花時期が短い桜を、より多くの方に楽しんでいただくため3年前から一般向けに、自宅の庭に咲く桜などを対象とした開花予測サービスを実施してきました。これは、従来から開花予測の対象地点となっていた標本木や観光名所だけでなく「身の回りの桜を楽しみたい」などの、要望が多数寄せられて開始したもので、桜1本1本の開花予測は、過去5年間の「さくらプロジェクト」で蓄積された一般の方から寄せられた膨大な観測リポートをもとに開発しました。このサービスは、開始した1年目は1万人、2年目は2万人以上の方が利用した「さくらプロジェクト」における人気のサービスの一つです。

誰もが参加できる桜の観測

さくらモニター登録画面

このサービスは、開花日を知りたい身近な公園や校庭の桜1本を決め、その情報を登録するだけでその桜の開花日を知ることができるものです。登録は携帯サイト「ウェザーニュース」の専用ページ(URL:http://wni.jp/?195)から必要項目を入力します。登録する情報は、その桜のある地点、学校名や公園名、そして日射環境、桜の樹齢、室外機の有無など、桜木の特徴を登録した上で、携帯電話でその桜木の写真を撮り送信します。開花予測の結果は、3月2日(月)、携帯サイトとインターネットサイト内で一斉に発表し、その後、気象状況や観測結果などを解析し随時最新の予測日に更新する予定です。予測日が公開された3月2日以降は、サイトにて登録した桜の観測リポートを送ることができます。観測リポートは桜の写真やコメントで構成され、リアルタイムで携帯サイト、インターネットサイトに反映されるため、「もうすぐ咲きそう」や「開花しました!」など、サイトを通してその桜の開花状況を地域の方に伝えることができます。

観測報告が増えれば増えるほど開花予報の精度向上に繋がる

観測リポートは地域の方に桜の開花状況をリアルタイムで伝えられるだけでなく、その桜の開花予報の精度向上にも繋がります。当社では過去5年間、桜が“つぼみ”の段階から“開花”を経て“葉桜”になるまでの過程を、全国各地の一般の方と共に観測してきました。昨年は全国2万人の方と共に桜観測を実施し、きめ細かな予報に役立てられました。全国から寄せられ、蓄積されたきめ細かな桜の観測情報は、貴重な実況データとして地点ごとに細分化し、分析することでピンポイントにおける予測に活用されています。

日本の桜を楽しむ「さくらプロジェクト」

当社では、開花時期が短い桜をより楽しんでいただくため、お花見時期などの情報コンテンツを始め、一般の方と共に「さくらプロジェクト」を5年前から展開しています。このプロジェクトは、通勤途中や近所の公園など、身近な桜の木を1本決めて、つぼみから葉桜になるまでを携帯電話のカメラ機能を使い、定期的に観測し報告するというもので、昨年は2万人の方が参加しました。観測した桜の情報は、携帯電話とインターネット向けサイトで随時公開され、観測に参加していない方でも、サイト上で、各地の桜の魅力に触れることが出来ます。2007年からは、日本の病んだ桜を救い、守るきっかけを作る取り組みとして「桜レスキュー」を展開しています。『桜レスキュー』は、一般の方と共に桜の健康状態(テング巣病、キノコ、花数等)を調査する全国でも例の少ない試みで、昨年は1万8千人が参加しました。これらの調査で収集されたデータはサイト上で公開された他、桜の健康回復を促すための治療方法も併せて紹介され、一人ひとりが桜を守るための取り組みが進められました。

ウェザーニューズでは、「さくらプロジェクト」を通し、桜の開花シーズンを心待ちにしている方々をサポートする様々なコンテンツを今後多数展開していく予定です。

株式会社ウェザーニューズ(東証1部 <4825>)について

世界主要国 / 地域に32の営業拠点を持つ、世界最大の民間気象情報会社。
海、空、陸のあらゆる気象現象の世界最大規模のデータベースを有し、独自の予報により、航空、海運、流通、自治体などの各業務の問題解決情報を提供している。
一般個人に対しては、携帯電話、インターネット、BSデジタル放送等のメディアを通じて、個人の生活を支援する各種情報を提供。