発行日 : 2009年03月24日

全国15,109人が回答!全国花粉症調査(第二回目)結果発表

花粉症になるのは23歳から!?

~ くしゃみを最も多くし、病院に最も通わないのは佐賀県民 ~

株式会社ウェザーニューズ(所在地:東京都港区、代表取締役社長:草開千仁)は、各地域で花粉飛散のピーク中に、全国(沖縄を除く)で一斉に『花粉症』に関する調査(第二回目)を実施しました。この調査はウェザーニューズの携帯サイト利用者を対象に、3月8日~9日の2日間実施し、合計15,109人(男性35%、女性65%)の有効回答をまとめた結果になります。本調査結果はウェザーニュース携帯サイト(http://wni.jp/)にて公開すると共に、本日から、あなたの花粉症状をタイプ別に診断し、全国平均の症状との差や、あなたと同タイプの花粉症状の方がどんな対策を日頃行うかがわかる「花粉症チェックシート」をスタートしました。

花粉症になるのは23歳

「花粉症歴は何年ですか?」の質問と、調査協力者の年齢の平均値を求め換算してみると、平均で“23歳で花粉症になる”という分析結果になりました。一般的に花粉症は個人の体質や生活習慣により発症すると言われていますが、詳しい原因は解明されていないのが現状で、23歳での発症は学生から社会人への生活習慣の変化などが起因している可能性があることが分かりました。県別で発症年齢の平均を見てみると、発症年齢が遅い件は、1位佐賀県(28.6歳)、2位山口県(26.9歳)、3位長崎県(26.8歳)、4位香川県(26.7歳)、5位福岡県(26.5歳)となり、上位は西日本の県が占める結果になりました。発症年齢が早い件は、1位:徳島県(20.2歳)、2位山形県(20.9歳)、3位宮城県(21.4歳)、4位静岡県(21.7歳)、5位群馬県(21.8歳)と東日本の県がほぼ占めいている結果になりました。

各調査においての調査結果の県別ランキング(上位5位と下位5位)

順位 一日のくしゃみ回数 一日の鼻をかむ回数 一日のマスク使用枚数 病院に通っている割合
1位 佐賀県(21.7回) 秋田県(23.5回) 栃木県(1.23枚) 福井県(58.7%)
2位 島根県(21.1回) 青森県(22.0回) 群馬県(1.16枚) 山口県(56.7%)
3位 兵庫県(20.7回) 長崎県(21.7回) 茨城県(1.13枚) 宮崎県(54.5%)
4位 熊本県(20.6回) 愛媛県(21.2回) 岩手県(1.13枚) 鳥取県(52.6%)
5位 栃木県(20.6回) 新潟県(21.1回) 埼玉県(1.10枚) 東京都(49.4%)
全国平均 19.2回 19.3回 0.98枚 44.40%
42位 宮城県(16.8回) 徳島県(17.5回) 愛媛県(0.77枚) 岡山県(36.8%)
43位 福島県(16.2回) 山梨県(17.4回) 香川県(0.72枚) 富山県(35.6%)
44位 山形県(14.4回) 岩手県(17.1回) 青森県(0.69枚) 青森県(34.5%)
45位 北海道(12.8回) 鹿児島県(16.3回) 北海道(0.65枚) 熊本県(34.3%)
46位 岩手県(12.8回) 富山県(15.9回) 秋田県(0.56枚) 佐賀県(29.3%)

女性は男性より“肌”と“喉”が敏感

花粉症における症状の種類について調査したところ、男性と女性で“くしゃみの回数”、“鼻をかむ回数”、“目のかゆみ”などで大きな差は出なかったものの、“肌のかゆみ”と“喉の症状”で女性が男性より症状が出ていることが判明しました。“肌のかゆみ”では、女性の66.3%が痒いなどの症状が出ているが、男性では43.8%人にとどまる結果になり、“喉の症状”では、女性の86.2%が乾くなどの症状が出ているが、男性は74.6%となり、花粉症の症状において、いずれも女性の方が“肌”と“喉”が敏感なことが分かりました。


“肌のかゆみ”症状の男女別の割合

“肌のかゆみ”症状の男女別の割合の棒グラフ

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“喉”症状の男女別の割合

“喉”症状の男女別の割合の棒グラフ

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症状の重さでは男女で差は無い?

症状の重さの男女別の割合の棒グラフ

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「あなたは周りの人と比べて症状は重いと感じますか?」と質問したところ、男性は32.5%の方が“重い”と感じ、女性では31%の方が“重い”と感じると回答がありました。周りの人と比べて“普通”、“軽い”と回答している方の割合も男女で大きな差は無かったことから、男女共に、症状の感じ方に差は無いことがわかりました。

66%の方が黄砂や砂ほこりにも反応

黄砂や砂ほこりなどによる反応の割合の円グラフ

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「黄砂や砂ほこりなどホコリっぽいと症状が悪化しますか?」と質問をしたところ、65.6%の人が悪化すると回答し、悪化しないと回答した人はわずか6.6%にとどまる結果になりました。黄砂は花粉より粒子が小さいとされ、症状との関係は未だ未解明ですが、アレルギー症状を悪化させる可能性があるため、黄砂飛来時も十分な注意が必要なことが分かりました。

一日のうち症状がひどいのは朝

「一日のうち症状がひどくなる時間帯は?」をと質問をしたところ、“朝”と回答した人が25.6%、昼18.3%、夕方12.1%、夜11.4%と“朝”が一番多い結果になりました。一日のうち花粉は昼から夕方にかけて多く飛ぶため、花粉症の方にとって、一番飛散する時間帯よりも、外出する朝の通勤時間など、個人の生活リズムが大きく影響している可能性があることがわかりました。

花粉症対策にお金をかけるのは、60代以上の年配者

花粉症の症状対策に1ヶ月どれくらいのお金をかけるのかを聞いたところ、19歳以下の平均が1,432円、20代は1,815円、30代は2,289円、40代は2,455円、50代は2,365円、60歳以上の方は2,746円と年齢が高くなるほど、花粉症対策にかける費用が高くなることが分かりました。また男女別で見てみると、男性の平均が2,189円、女性の平均が2,191円と、ほぼ同じ金額の対策費をかけているのがわかりました。

アナタの花粉症タイプを診断する「花粉症チェックシート」スタート

花粉症チェックシートの画面画像

花粉チェックシートは、第1~2回の花粉症調査結果をもとに作られた、個人の症状をタイプ別に診断するサービスです。診断結果はレーダーチャートに全国の平均症状と自分の症状が分かりやすく表示されるため、周りの人と比べてどの部分を重点的に対策すれば良いかが一目でわかります。また、診断された症状と同じ種類の症状をもつ人が日頃行う対策や、対策費にどれくらいかけているかなども参考にすることもできます。花粉症チェックシートはウェザーニュース携帯サイトの有料(月額315円)会員向けのサービスです。

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