発行日 : 2009年03月27日

今年の桜は元気?全国14,000人の力を結集し、弱った桜の樹木を調査

花の個数を数えて桜の健康診断『花数調査』開始

~ 昨年調査では、平均3.84個と“やや元気が無い”結果に ~

株式会社ウェザーニューズ(所在地:東京都港区、代表取締役社長:草開千仁)は、桜を通して春を楽しむ企画「さくらプロジェクト」の一環として、日本の桜の健康を昨年に引き続き調査するため、一つのつぼみに咲く花の個数を数える「花数調査」を開花期間中に桜モニター(全国1万4千人)を対象に本日から実施します。全国規模で桜の健康状態を調査する試みは、全国でも例が少なく、これらの調査で収集されたデータは分析を行いサイト上で発表する予定です。昨年の結果では、平均4個以上が“健康”と言われる花数に対して、全国平均3.84個と、昨年の桜は“やや元気が無い”結果が確認されました。

昨年の花数調査結果

昨年の調査結果では、桜の元気度が“西低東高”だということがわかりました。全国の平均では、3.84個と“やや元気が無い”との結果になり、東日本では、平均で4個前後が多数を占めましたが、西日本では、平均3.8個より低い県が目立ちました。中でも、3.5以下と元気がない県は、「広島」、「島根」、「香川」、「高知」、「宮崎」、「鹿児島」、「佐賀」と西日本に集中したのも特徴でした。これは、西日本における「土壌環境」と「夏の降水量」の関係するものと思われます。一方で、東京では、花数の平均が4という数字が出ており、比較的、他県の桜と比べると多めの結果がでました。これは、夜でも街が明るい日射や気温が高い都市化が影響している可能性があります。北日本では、平均の花数が4以上という結果になり、土質や夏場の気象条件が、西日本に比べ適していたことが考えられます。

花数調査の概要

花粉調査

桜は、一つのつぼみから複数の花を咲かせる特徴があり、その花の個数を数えることで健康状態が分かります。『花数調査』では、参加者が携帯サイト「ウェザーニュース」内の専用ページ(URL:http://wni.jp/)に、桜の木に付く花の個数を入力することで、自分の観察する花の木が健康であるかどうかについて、その場ですぐに知ることができます。桜(ソメイヨシノ)の場合、一つのつぼみに対して、花数の個数が6個以上は“とっても健康”、4?5個は“健康”、3個以下は“お疲れモード”と花数の個数が多ければ多いほど、健康ということが分かります。この取り組みに参加するには、“桜モニター”への登録(無料)が必要となります。“桜モニター”は、通勤途中や近所の公園など身近な桜の木を1本決め、携帯電話のカメラ機能を使い、定期的に観察する方々です。診断した桜の結果は、すぐ携帯サイトにて確認できると共に、本調査結果の全国傾向は、開花シーズン終了後に携帯サイトにて発表する予定です。

株式会社ウェザーニューズ(東証1部 <4825>)について

世界主要国 / 地域に32の営業拠点を持つ、世界最大の民間気象情報会社。
海、空、陸のあらゆる気象現象の世界最大規模のデータベースを有し、独自の予報により、航空、海運、流通、自治体などの各業務の問題解決情報を提供している。
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