発行日 : 2009年06月08日

42,482人が回答! 梅雨入りを前に全国で梅雨調査を実施

梅雨入りはまだ? 63%の人が“梅雨入り”前に梅雨を実感

~ 唯一、梅雨入りをしている沖縄・奄美(鹿児島)では“梅雨を感じていない”結果に ~

株式会社ウェザーニューズ(所在地:東京都港区、代表取締役社長:草開千仁)は、来る梅雨シーズンに向けて、6月5~6日の2日間、携帯サイト「ウェザーニュース」会員を対象に「全国梅雨調査」を実施し、その結果をまとめ発表しました。「全国梅雨調査」は、合計42,482人(男性45%、女性55%)の有効回答をまとめたものになります。本調査結果は携帯サイト「ウェザーニュース」(http://wni.jp/)にて公開すると共に、今後展開する予定の様々な梅雨サービスに活かしていく予定です。

梅雨入り発表まだ?既に63%の人が梅雨入り前に梅雨を実感

・ 東京では74%の人が既に梅雨を実感

・ 既に梅雨入りをしている沖縄・奄美では梅雨を感じていない?

・ 梅雨が無い北海道では半数以上が梅雨を実感

梅雨らしさを感じていますか?

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調査を実施した段階で梅雨入りしていたのは沖縄地方と奄美地方のみでしたが、すでに梅雨らしさを感じている人は半数以上の63%に達していました。梅雨を感じていると回答した県で多かったのが東京都(74%)、神奈川県(74%)、埼玉県(75%)、高知県(75%)、島根県(76%)、大分県(74%)などで、これは、最近の雨量が大きく影響していると考えられます。5月以降の降水量を見てみると全国的に少雨傾向になっていますが、その中で降水量が多い関東地方や東北地方の太平洋側、それに九州地方の一部では、梅雨らしさを感じている人の割合が多くなりました。また、今回の調査結果では梅雨らしさの実感と実際の梅雨入りエリアが逆になるという結果が得られました。例えば、沖縄地方では梅雨を感じている人が40%なのに対して梅雨を感じていない人が53%、また鹿児島県でも感じていない人の数が感じている人の数を上回っていて、沖縄県、鹿児島県のいずれも梅雨らしさを感じていない人が多い傾向になりました。これらのことから、梅雨入り自体の発表や例年の梅雨入り時期よりも、実際にその前後に降った雨によって梅雨らしさを感じることが分かります。一方で、梅雨が無いとされる北海道では、最近の雨の影響で既に梅雨と感じている人が54%と、ユニークな結果がでました。
(*最新の梅雨入り・梅雨明け傾向は当社携帯サイト「ウェザーニュース」にて確認できます。)

梅雨の楽しみは若い人ほど“相合い傘”、年配な方ほど“あじさい”

梅雨の楽しみ方は?

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「梅雨の一番の楽しみは?」と質問をしたところ、年齢が若い人ほど“相合い傘”と答えている人が多く、年齢が上な方ほど“あじさい”と答える人が多い傾向なことがわかりました。全ての年代を通して、多かった回答は“梅雨の晴れ間”で、雨の多い季節の貴重な晴れ間を楽しみにしている人が多いことが判明しました。また、東京都、千葉県、埼玉県では、たった2%で留まった“ほたる”は、岡山県では14%、大分県、福岡県、山陰エリア、近畿エリアでは10%前後の結果になり、西日本を中心に、ほたるを楽しみと回答している人が多い傾向でした。さらに、“あじさい”と答えた県で一番多かったのは、あじさい名所の多い神奈川県になりました。また、全体の3%の人が梅雨の楽しみは“無し”と答えていることも判明しました。

梅雨を色であらわすと“灰色”?

梅雨の色は何色?

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「あなたにとって梅雨は何色?」と質問したところ、全体の60%が“灰色”と答え、梅雨の天気の特徴でもある“ぐずぐず天気”のイメージが濃いことが判明しました。その他では、“青色”が19%、“紫色”が9%、“緑色”が4%、“黒色”が3%となりました。ただ、年齢別にみて見ると、若い人ほど、“灰色”と答えている人が少なく、逆に“青色”と答えている人が多くなっている傾向がありました。一方で、降水量の多い九州エリアでは“黒”と答えている方が多い傾向がありました。

西日本ほど、梅雨時期の雨のイメージが強い

梅雨の雨の降り方イメージは?

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「梅雨の雨の降り方のイメージは?」と質問したところ、沖縄、九州エリアでは梅雨の雨のイメージは「ザーザー」で、中国四国から北海道にかけては「サー」のイメージが強いことが分かりました。また沖縄、九州エリアでは「ゴー」という強い雨の降りかたのイメージを持つ人が多く、「パラパラ」という弱い雨の降り方を梅雨のイメージに持っている人は関東地方や四国地方で多いという結果が得られました。実際の過去の梅雨時期の降水量を見ても、日降水量50ミリ以上の日数が多いエリアは沖縄、九州エリアと一致していて、雨の降る量と降り方のイメージが一致していることが分かります。

梅雨の悩みごと、女性は洗濯、男性は通勤

「梅雨の一番の悩みごとは?」と質問したところ、女性は“洗濯”、男性は“通勤”という結果になりました。また年齢別では、10代は1位が“通学”(32%)、2位が“くせ毛がまとまらない”(18%)となり、若い人ほど、「くせ毛がまとまらない」と答えている人が多い傾向がありました。これは、若い人ほど髪型を意識し、梅雨時期特有の湿気に悩まされていることがわかります。


  女性 男性
1位 洗濯(41%) 通勤(24%)
2位 通勤(14%) 仕事に支障が出る(21%)
3位 くせ毛がまとまらない(13%) 洗濯(11%)
4位 気分がブルーになる(9%) 気分がブルーになる(11%)
5位 頭痛、関節痛(6%) 外でスポーツができない(10%)

日本人は“梅雨”が一番嫌いな季節

・北日本の人は冬が嫌いで、西日本の人は夏が嫌い?

・梅雨時期は9割の人がネガティブな気持ち

梅雨の時期の気持ちは?

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「一番嫌いな季節は?」と質問したところ、全体の半数以上(54%)が“梅雨”と答え、今の時期が一年で最も嫌いな季節なことが分かりました。また、最も多く梅雨が嫌いと答えた県は宮城県で、最も少ないのは沖縄県でした。ただ、エリア別で見てみると、北日本(東北、北海道)の人ほど、“冬”が嫌いと答えている人多く、逆に、西日本(中国・四国・九州・沖縄)の人ほど、“夏”が嫌いと答えている人が多い傾向がありました。また、「梅雨時期の気持ちは?」と質問したことろ、およそ9割の人が“憂鬱”、“うんざり”、“怖い”などネガティブな感情を抱いていることがわかりました。

その他参考情報

梅雨の悩みは?

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一番嫌いな季節は?

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