発行日 : 2009年07月21日

本格的“ゲリラ雷雨”シーズンに備えて

一般、自治体、企業に向けて“ゲリラ雷雨”情報をインターネットで無料公開

~ ゲリラ雷雨の発生を30分前にお知らせする「ゲリラ雷雨メール」も携帯で開始 ~

株式会社ウェザーニューズ(所在地:東京都港区、代表取締役社長:草開千仁)は、例年よりも多く発生すると見込まれている“ゲリラ雷雨”に対して、その被害を軽減するため、本日から一般、企業、自治体に向けてウェザーニュースインターネットサイトにて“ゲリラ雷雨”の危険性をリアルタイムに表示する専門サイト「ゲリラ雷雨情報」をスタートすると共に、携帯サイト「ウェザーニュース」において、“ゲリラ雷雨”の発生を30分前にお知らせする「ゲリラ雷雨メール」を開始しました。インターネットにおいて“ゲリラ雷雨”情報を専門に取り扱うサイトは、日本でも初の試みで、先週から募集を開始した「ゲリラ雷雨防衛隊」から送られてくる日本の“今”の空を監視した情報をもとに、リアルタイムにその危険性をサイトで更新していきます。「ゲリラ雷雨メール」は昨年に引き続き、今年で2回目の試みで、昨年は全国で56,542名の方が登録し、東京都においては平均で“ゲリラ雷雨”が起きる38分前にメールを送信することに成功した、局地的な豪雨である“ゲリラ雷雨”への対策サービスです。今年は、昨年の利用者から要望が多かった「ゲリラ雷雨メール」の登録地点を1地点のみから最大3地点まで可能にバージョンアップし、自宅や仕事場など別に登録が可能となりました。また、この「ゲリラ雷雨メール」を“ゲリラ雷雨”が発生する30分前までに利用者の携帯電話へメール送信することで、ゲリラ雷雨による被害ゼロを目指します。

ゲリラ雷雨情報(インターネットサイト) ゲリラ雷雨メールの登録(携帯サイト)
http://weathernews.jp/guerrilla/ http://wni.jp/

“ゲリラ雷雨”の危険性をリアルタイムに更新する「ゲリラ雷雨情報」

ゲリラ雷雨情報

インターネットサイトにて本日開始した「ゲリラ雷雨情報」は、ウェザーニュースのインターネットサイトにて閲覧できるもので、予め登録した方であれば誰でも無料で利用することができます。「ゲリラ雷雨情報」は「ゲリラ雷雨防衛隊」から寄せられる、日本の“今”の空の情報をリアルタイムに更新し、その雲の様子をもとに、“ゲリラ雷雨”の危険性を表示しています。“ゲリラ雷雨”の危険性は、“ゲリラ雷雨”の危険が無いと判断されている“無色エリア”、3時間~1時間以内に“ゲリラ雷雨”の発生の可能性があると見込まれ、注意を意味する“黄色エリア”、1時間以内“ゲリラ雷雨”の可能性があると判断され、発生直前を意味する“赤色エリア”の3段階で表示されます。これにより、今どこでゲリラ雷雨の危険があるかが一目で把握することができ、“ゲリラ雷雨”への対策をすることが可能となります。また、「ゲリラ雷雨防衛隊」から寄せられるリポートもリアルタイムに表示されるため、どの地点で、どの方向にどんな雲があるかが写真やコメントを通して詳細に確認することができます。さらに、本サイトには “ゲリラ雷雨”の情報を専門に扱う“チャット機能”があり、“チャット機能”は、「ゲリラ雷雨防衛隊」の方ならば誰でも参加することができ、リポートを送ることが出来ない環境でも、チャットを通して瞬時に情報を送ることができるのが特徴です。「ゲリラ雷雨情報」を閲覧するための無料登録は、自治体、企業の方はインターネットサイト(URL:http://weathernews.jp/guerrilla/company)から、一般の方はウェザーニュース携帯サイト(URL:http: //wni.jp)からおこなうことができます。

“ゲリラ雷雨”の発生を30分前にお知らせする「ゲリラ雷雨メール」

ゲリラ雷雨メール

「ゲリラ雷雨メール」は、市町村単位における任意の場所を登録するだけで“ゲリラ雷雨”が発生する可能性がある場合、その危険性を携帯電話にメールでお知らせするサービスで、携帯サイト「ウェザーニュース」の月額315円会員の方ならば誰でも登録できます。“数十分前までは晴れていたのにも関わらず、その後に土砂降りの雨”という状況に何度も遭遇するほど、夏場は雨雲が急速に発達し、強い雨を降らせます。この「ゲリラ雷雨メール」は、“ゲリラ雷雨防衛隊員”と呼ばれる登録会員が行う“感測”情報をもとに気象予測を行い、従来の観測機では捉えることが難しい局地的な積乱雲の発生・発達を捉え、「ゲリラ雷雨メール」登録者にお知らせをする試みです。昨年は56,542名の方が本サービスを利用し、全体の92%の方に「役に立った」との評価をいただきました。今年は、登録が出来る地点が一つのみだった昨年から、利用者からの要望を受けバージョンアップし最大3地点まで登録ができるようになりました。今年も、“ゲリラ雷雨防衛隊員”と協力し、“ゲリラ雷雨”発生の30分前までにお知らせすることに挑みます。

・昨年の「ゲリラ雷雨メール」実績

各都府県 ゲリラ雷雨
発生数
ゲリラ雷雨
捕捉率
ゲリラ雷雨メール
事前送信時間
東京都 172回 76.7% 平均38分前
大阪府 128回 62.5% 平均8分前
愛知県 172回 63.9% 平均19分前
福岡県 308回 71.7% 平均29分前

*ゲリラ雷雨発生数は当社独自のカウントによるものです。

*ゲリラ雷雨防衛隊について

当社では、“ゲリラ雷雨”の被害を軽減するため、“ゲリラ雷雨”を監視するネットワーク「ゲリラ雷雨防衛隊」の構築を現在一般の方と共に進めています。この「ゲリラ雷雨防衛隊」は、“ゲリラ雷雨”を事前に補足することを目的にウェザーニュース携帯サイト内で発足したコミュニティで、ウェザーニュース携帯サイトの月額315円会員の方ならば誰でも参加することができます。「ゲリラ雷雨防衛隊」へ入隊した方は“隊員”と呼ばれ、事前に登録をした地点を重点的に“感測”する役割を担います。“感測”はウェザーニュースから「監視体制始動メール」が届いたタイミングで実施し、届いたメールのリンク先のサイトで、“現在の天気”“雲のある方角”“雲の成長具合”“雷鳴の有無”、そして、“肌で感じた感覚”などを入力し、写真などと併せて送信します。昨年は1万人以上の方が参加し、全国の隊員の“目”で感測した“現地の実況情報”及び“感覚情報”を解析することで、観測機では捉えられない、急速に発達する“ゲリラ雷雨”発生を平均で70%以上の確率で事前補足し、その情報を利用者にお知らせすることに成功しました。


<ゲリラ雷雨防衛隊の仕組み>

ゲリラ雷雨防衛隊の仕組み

ウェザーニューズでは、より便利な生活を実現するため、既存の気象観測技術の枠を超えた、“新しい気象情報”を利用者と共に考え、実施していきます。

株式会社ウェザーニューズ(東証1部 <4825>)について

世界主要国 / 地域に32の営業拠点を持つ、世界最大の民間気象情報会社。
海、空、陸のあらゆる気象現象の世界最大規模のデータベースを有し、独自の予報により、航空、海運、流通、自治体などの各業務の問題解決情報を提供している。
一般個人に対しては、携帯電話、インターネット、BSデジタル放送等のメディアを通じて、個人の生活を支援する各種情報を提供。