発行日 : 2009年07月30日

今夏の天気傾向を発表

8月はエルニーニョの影響で冷夏の可能性

~ 台風上陸やゲリラ雷雨発生の可能性も高まり、農作物への影響も懸念 ~

株式会社ウェザーニューズ(所在地:東京都港区、代表取締役社長:草開千仁)は、今年は梅雨前線の停滞が長引いている影響で、豪雨や竜巻の被害が相次いでいますが、8月も夏らしくない天気が続くため、8月の傾向を発表しました。

8月の天気傾向

今夏は、エルニーニョ現象が発生していることにより、日本列島に夏空をもたらす太平洋高気圧の勢力の弱い状態が続いています。本来、梅雨前線を押し上げて、日本列島を覆うはずの太平洋高気圧が弱いため、8月を迎えても、夏らしい晴天は続かない可能性があります。特に北日本では、冷夏・日照不足により農作物の生長への影響も心配されます。また、太平洋高気圧が弱いと寒気が流入しやすくなるため、ゲリラ雷雨発生の可能性も高く、台風が発生した場合も日本に接近しやすくなります。海や山など、夏のレジャーやアウトドアスポーツには十分な注意が必要です。全国的に夏らしい日が少ない予想ですが、お盆休みの頃は比較的晴れる日が多く、夏空に期待できそうです。

各エリアの天気傾向

北日本 例年に比べて、夏らしい晴天、晴れる日が少なく、日照不足や低温になる可能性があります。7月下旬ですでに農作物への影響が出始めていますが、8月以降も農作物にとって辛い日照不足が続いてしまいそうです。
東日本 ムシッと不快な暑さの日が多く、体感的には冷夏という印象はなさそうです。夏らしくない変わりやすい天気になる日が多くなりそうです。
西日本 湿度が高く、東日本と同じく夏らしくない変わりやすい天気になりそうです。西日本は梅雨末期の大雨で、すでに被害がでている所もあるため、今後の雨による土砂災害の発生にも警戒が必要です。

株式会社ウェザーニューズ(東証1部 <4825>)について

世界主要国 / 地域に32の営業拠点を持つ、世界最大の民間気象情報会社。
海、空、陸のあらゆる気象現象の世界最大規模のデータベースを有し、独自の予報により、航空、海運、流通、自治体などの各業務の問題解決情報を提供している。
一般個人に対しては、携帯電話、インターネット、BSデジタル放送等のメディアを通じて、個人の生活を支援する各種情報を提供。