発行日 : 2009年09月10日

大規模な災害から近所の冠水まで、きめ細かい災害情報をインターネットで公開

日本初!地域の人と共に災害による被害軽減に取り組む『減災Ch.』スタート

~ 過去の災害情報をもとに、同様の被害発生の可能性がある場合は携帯メールにお知らせ ~

株式会社ウェザーニューズ(所在地:東京都港区、代表取締役社長:草開千仁)は、9月10日(木)、 個人の減災意識を高め、地域の人と共に災害による被害軽減に取り組む『減災Ch.』をインターネットサイト「ウェザーニュース」と携帯サイト「ウェザーニュース」にて開始しました。『減災Ch.』は、過去の災害情報や地域の人から寄せられた身近な災害情報をデータベース化して『減災カルテ』として公開し、大きな災害から身近な場所の大きな水たまりの情報まで、全国各地のあらゆる災害情報をきめ細かく共有することができる、これまでにない日本初の新しい取り組みです。『減災Ch.』では、災害情報を調べて役立てるだけでなく、個人にカスタマイズされたメールサービス『減災ソリューション』も登録することができ、地域の過去の情報をもとに、同様の災害発生の可能性がある場合は、ウェザーニューズからメールでお知らせし、事前に対策をとることができます。『減災Ch.』は、地域の人と共にあらゆる災害に向き合い、災害による被害軽減に繋げられるよう、地域の人から随時サイト内で災害情報を募集し、今後も更なるバージョンアップを図っていきます。

『減災Ch.』 携帯サイト インターネットサイト
http://wni.jp/ http://weathernews.jp/gensai/

災害による被害軽減に取り組む『減災Ch.』

減災Ch.

『減災Ch.』は、個人の減災意識を高め、災害による被害軽減を地域の人と共に取り組む参加型の新しいカタチの減災コンテンツです。過去に経験した災害情報やそこから得たノウハウを収集しまとめ、データベース化して公開し、地域の人と共有することができます。自分の経験を伝えることで、その情報が身近に住む方の災害対策に役立つほか、地域の情報を見ることによって自分自身も事前対策を行うことができます。『減災Ch.』は、今後も全国の方から寄せられる災害情報をもとに、さらにきめ細かい情報が共有できるよう、取り組んでいきます。

過去の被害情報を結集した『減災カルテ』

減災カルテ

『減災カルテ』は、過去に発生した災害情報と当時の気象状況をまとめたもので、過去10年分の自治体が公開している災害情報やウェザーニューズに届いた過去2年間分の被害リポートの情報、9月1日から募集を開始した『減災カード』などをもとに作られています。『減災カルテ』は、インターネットサイト、携帯サイトで公開され、いつでも自分の街の過去の災害情報を確認できるのが特徴です。『減災カルテ』は、日付、被害カテゴリー、エリア、雨量(総雨量、1時間最大雨量、10分雨量、体感)、風速(最大瞬間風速、体感)、概要、起きた現象と、一般の方でも被害の状況が把握しやすいように記載されています。

災害発生の可能性をお知らせする『減災ソリューション』

v減災ソリューション

『減災ソリューション』は、過去に発生した災害時と同様の気象状況となった場合に、災害発生の可能性があることを携帯メールでお知らせするサービスです。観測された気象データや『減災カルテ』、ウェザーリポートをもとに、あらかじめ被害が起こりうる条件を設定しておき、自宅での浸水、近所の冠水・浸水など、被害になりそうな気象状況に達した際に、いつでもどこでも受信できる携帯メールでお知らせします。メールの内容はカスタマイズすることができ、任意の配信設定も可能です。また、メールは最大30アドレスまで配信可能なので、自分だけでなく、家族や友人、地域の仲間などのアドレスを登録しておくことで、『減災ソリューション』を共有することができます。

あなたの情報が隣の人の役に立つ『減災カード』

減災カード

『減災カード』は、過去に経験した災害情報を記録するもので、その情報をもとに『減災カルテ』が作成され、地域の人の災害対策に役立てることができます。身近な地域で起こった過去の災害情報を、インターネットサイトと携帯サイト、及び季刊『SORA』の綴じ込みの『減災カード』に記載し、ウェザーニューズに送ることで、ウェザーニューズがその災害情報を当時の気象状況と共にまとめ、『減災カルテ』として公開します。『減災カード』に記入する情報は、災害が起こった日時・場所、原因となった気象状況、災害の概要、今後同じ気象状況や被害が発生した際にお勧めする対応策などです。過去に経験した災害情報を自分の中に留めるだけでなく、『減災カード』に記録し、地域の人と共有することで、地域の人と共に被害軽減に取り組むことができます。

株式会社ウェザーニューズ(東証1部 <4825>)について

世界主要国 / 地域に32の営業拠点を持つ、世界最大の民間気象情報会社。
海、空、陸のあらゆる気象現象の世界最大規模のデータベースを有し、独自の予報により、航空、海運、流通、自治体などの各業務の問題解決情報を提供している。
一般個人に対しては、携帯電話、インターネット、BSデジタル放送等のメディアを通じて、個人の生活を支援する各種情報を提供。