発行日 : 2009年09月17日

平均時速300kmを超し、レース条件、立地条件もシビアな大会を革新的な技術で対応

INDYTMJAPAN 300mileのレース運営を気象面からサポート

株式会社ウェザーニューズ(所在地:東京都港区、代表取締役社長:草開千仁)は、9月17(金)~18日(土)に開催される、INDY(TM)JAPAN 300mileの運営を気象面からサポートいたします。
レース会場であるツインリンクもてぎには、当社の予報チームのメンバーが常駐して最新の予測を行うだけでなく、局地的な気象現象を捉えることが可能な「WITHレーダー」を搭載した移動観測車でレースサーキット周辺の雨雲を観測し、レース運営の適切な判断を支援します。

レース条件的にも立地条件的にもシビアな大会をサポート

 インディカーシリーズは平均速度300km/h以上と、非常に速いスピードでレースが繰り広げられますが、高速であるがゆえにレースカーは雨によるスリップ、風による横転事故の可能性が高くなります。そのため、レースは雨がわずかでも降り出したら中断(もしくは中止)、風も風速10m/sを超えると中断となります。
 ツインリンクもてぎは八溝山系から南に連なる丘陵地帯に位置し、分水嶺が入り組んでいる地形にあるため局地風が複雑に入り組み、大気の状態が不安定なときには風の収束により局地的な雲や、「ゲリラ雷雨」が発生しやすい環境にあります。
 このようにツインリンクもてぎは、レース条件的にも立地条件的にも非常に予測が難しいため、当社では期間中現地に当社の予報チームメンバーを常駐させ、実況監視やピンポイントの気象予測をはじめ安全なレースの開催、円滑な大会運営を実現するリスク・コミュニケーションサービスを実施いたします。

WITHレーダーで雨雲をいち早く捉える

WITHレーダー移動観測車

WITHレーダー移動観測車

また、更に詳細な情報を得るために、高頻度な観測が可能な“WITHレーダー”で現地のより詳細な実況データの観測も行います。
WITHレーダーとは、従来のレーダーでは捉えられない対流圏下層(上空2km以下)の現象を6秒毎に半径50kmの範囲で“高頻度観測”し、“雨の強さ”、“移動速度”、“移動方向”をいち早く捉えられるのが特徴です。既に当社の携帯電話向けサービス「ゲリラ雷雨防衛隊」で利用されており、ツインリンクもてぎ周辺で発生、もしくは発生しそうな雨雲をいち早く捉えることが可能になります。

株式会社ウェザーニューズ(東証1部 <4825>)について

世界主要国 / 地域に32の営業拠点を持つ、世界最大の民間気象情報会社。
海、空、陸のあらゆる気象現象の世界最大規模のデータベースを有し、独自の予報により、航空、海運、流通、自治体などの各業務の問題解決情報を提供している。
一般個人に対しては、携帯電話、インターネット、BSデジタル放送等のメディアを通じて、個人の生活を支援する各種情報を提供。