発行日 : 2009年09月17日

全国800ヶ所の紅葉見頃情報発表!

今年の見頃時期は“平年並”、色づきは全国的に“鮮やか”

~ インターネットと携帯で『シルバーウィーク天気Ch.』スタート ~

株式会社ウェザーニューズ(所在地:東京都港区、代表取締役社長:草開千仁)は、9月17日(木)、秋の紅葉シーズンを迎える前に、全国及び、各地域の紅葉見頃傾向、ならびに、各都道府県別に紅葉の名所800ヵ所の見頃予想日を発表しました。紅葉見頃予想日は、インターネットサイト「ウェザーニュース」内の『紅葉Ch.』と携帯サイト「ウェザーニュース」内の『紅葉情報』で確認することができます。サイト内では、天気の情報はもちろん、全国の紅葉見頃日を検索できるほか、紅葉が見られる公園の周辺情報も確認でき、紅葉シーズンを楽しむための多彩な情報も併せて利用できます。

※本発表は、9月17日時点のものになります。最新の紅葉見頃予想は、下記のサイトにて更新していきますので、そちらをご確認下さい。

インターネットサイト「ウェザーニュース」 携帯サイト「ウェザーニュース」
http://weathernews.jp/koyo/ http://wni.jp

全国の紅葉見頃傾向

<もみじ見頃予想マップ>

<イチョウ見頃予想マップ>

~見頃の時期はほぼ例年並み~

紅葉は一般的に秋の気温と深く関係しており、低いと時期が早まり、高いと遅くなります。今年は9月上旬に北海道に強い寒気が入った結果、大雪山などの高い山では昨年よりもやや早い色づきになっています。また、西・東日本では、9月は例年に比べ気温は低めとなっていますが、10月11月は移動性高気圧に覆われる日が多く、例年に比べ気温が高めになる予想で、全国的に紅葉の見頃時期は、例年並みとなる見込みです。


~色づきは全国的に鮮やか~

色付きの良さは秋の気温や日照時間、夏の葉の育ちや痛み具合に影響されると言われています。今年は梅雨末期に西日本で大雨があり、該当地域では葉への影響が心配されます。ただ、それ他の地域では、これまで例年に比べ台風やゲリラ雷雨の発生回数が少なく、葉への影響は少なくなっています。また、今年の秋は全国的に晴れる日が多く、日照時間が長くなり、放射冷却による朝の冷え込みも期待できるため、全国的に色づきにはよい条件が揃い、鮮やかな紅葉が期待できそうです。東北や中部山岳の標高の高い山では、昨年よりも色づきが早くなっていますが、それ以外の山間部や都市部では例年並の色づきとなる見込みです。

全国800ヶ所の紅葉見頃情報

インターネットサイト「ウェザーニュース」内の『紅葉Ch.』と携帯サイト「ウェザーニュース」内の『紅葉情報』では、全国800ヶ所の紅葉見頃予想日を確認することができ、週末の予定を立てる際などに役立てることができます。携帯サイトでは、紅葉の色づき具合や近くに温泉がある公園など、条件別に紅葉スポットの検索をすることも可能です。その他にも、紅葉が見られる公園のピンポイント天気、週間天気、交通アクセス、周辺地図など、お出かけの際に役立つ詳細情報も確認することができます。紅葉情報は全国の一般の方から寄せられた最新の紅葉情報をもとに、どこよりも早く、きめ細かい紅葉情報を随時更新していきます。

地域別の紅葉見頃傾向

北海道

北海道は9月上旬に強い寒気が入り、大雪山が初冠雪するなど冷え込む時期がありました。そのため、標高の高い山では既に色づいています。一方、10月は強い寒気が北海道まで入り込まず、気温はやや高めになる見込みです。そのため、全体的に色づきは例年並み、紅葉見頃は昨年と同じ頃となりそうです。


<“もみじ”色づき予想マップ> <“イチョウ”色づき予想マップ>

東北

東北地方は9月の気温が例年に比べ低めに推移していますが、10月11月は高めになる見込みです。そのため、9月の気温が色づきに影響する標高の高い山では、例年よりもやや早くなる所があるものの、その他の地域では、10月以降の気温が色づきに影響し、例年並みかやや遅めになります。八幡平や早池峰山では、9月下旬から本格的に色づき、11月にかけて平地へと広がり、紅葉の見頃となりそうです。この期間は晴れる日が多くなるため、日照時間の長さや、昼夜の気温差が大きくなるなど、鮮やかな色が出る条件が多くなるため、色づきの良さには期待できそうです。


<“もみじ”色づき予想マップ> <“イチョウ”色づき予想マップ>

関東

関東地方は9月の気温が例年に比べ低めに推移していますが、10月11月はやや高めになる見込みです。そのため、色づきの時期はほぼ例年並みで、谷川岳や日光では10月上旬から本格化し、11月下旬にかけて平地へと広がり、紅葉の見頃となりそうです。この期間は晴れる日が多くなるため、日照時間の長さや、昼夜の気温差が大きくなることなど、鮮やかな色が出る条件が多くなるため、色づきの良さには期待できそうです。


<“もみじ”色づき予想マップ> <“イチョウ”色づき予想マップ>

中部

北陸地方では9月の気温が例年よりもやや低くなっていますが、10月11月の気温は北陸・東海地方ともにやや高めになる見込みです。そのため、色づきの時期は立山黒部アルペンルートなど北陸地方の山では例年並み、その他の地域では、10月以降の気温が色づきに影響するため、例年並みかやや遅めになりそうです。中部山岳で10月上旬から色づきが徐々に本格化し、11月下旬 にかけて平地へと広がり、紅葉の見頃となりそうです。この期間は晴れる日が多くなるため、日照時間の長さや、昼夜の気温差が大きくなることなど、鮮やかな色が出る条件が多くなるため、色づきの良さには期待できそうです。


<“もみじ”色づき予想マップ> <“イチョウ”色づき予想マップ>

近畿

近畿地方は9月の気温がやや低めに推移していますが、10月11月はやや高めになる見込みです。そのため、色づきの時期はほぼ例年並みで、嵐山や吉野山など、多くの名所では11月からが見頃となりそうです。一方、この期間は晴れる日が多くなるため、日照時間の長さや、昼夜の気温差が大きくなることなど、鮮やかな色が出る条件が多くなるため、色づきの良さには期待できそうです。


<“もみじ”色づき予想マップ> <“イチョウ”色づき予想マップ>

中国・四国

中国・四国地方では、10月11月の気温が例年に比べやや高めになるものの、色づきに影響が出るほどの気温ではなく、色づきの時期としてはほぼ例年並みになりそうです。大山や石鎚山で10月下旬から色づきが本格化し、11月下旬にかけて平地へと広がり、紅葉の見頃となりそうです。一方、山口県など、夏に大雨があった地域では葉に影響が出ている可能性があり、色づきへの影響が心配されます。


<“もみじ”色づき予想マップ> <“イチョウ”色づき予想マップ>
<“もみじ”色づき予想マップ> <“イチョウ”色づき予想マップ>

九州

九州地方では、10月11月の気温が例年に比べやや高めになるものの、色づきに影響が出るほどの気温ではなく、色づきの時期としてはほぼ例年並みになりそうです。五家荘が先陣を切り、10月下旬から色づきが本格化し、多くの名所では11月になり鮮やかな色に変わり、見頃を迎えます。一方、福岡県など夏に大雨があった地域では葉に影響が出ている可能性があり、色づきへの影響が心配されます。


<“もみじ”色づき予想マップ> <“イチョウ”色づき予想マップ>

ユーザーからの情報と気象観測を融合した新しい紅葉予測

~気象要素、衛星画像、一般の方からの情報を紅葉予測モデルに反映~
ウェザーニューズでは、紅葉の見頃予想日を多角的な情報をもとに、独自の予測手法で計算しています。予測モデルに組み込む要素は、気象要素(積算気温や日照時間等)はもちろんのこと、過去6年間で携帯電話利用者から寄せられた紅葉の写真リポートや、各地域の紅葉特性に加え、正確な日本全体の紅葉状況を把握するため、衛星により撮影された上空からの紅葉状況や、全国800ヶ所の紅葉スポットの色付き状況を逐一確認する「直接取材」などです。これら多数の情報をモデルに組み込むことで、1kmメッシュの詳細な紅葉予測日を把握することが可能になります。また、全国の携帯電話利用者に「10分天気予報」の項目(※1)の中で、身近な地域の紅葉の状況を定期的に伝えてもらった結果を随時予測に反映し、どこよりも早く、きめ細かい最新の紅葉見頃予想を提供していきます。


(※1)全国の携帯電話利用者に「10分天気予報」の項目の中で、身近な地域の紅葉状況について“まだ”、“色付き始め”、“見頃”、“落葉はじめ”、“落葉”から選択しもらい全国の紅葉状況を逐一把握し、予測モデルに反映します。

株式会社ウェザーニューズ(東証1部 <4825>)について

世界主要国 / 地域に32の営業拠点を持つ、世界最大の民間気象情報会社。
海、空、陸のあらゆる気象現象の世界最大規模のデータベースを有し、独自の予報により、航空、海運、流通、自治体などの各業務の問題解決情報を提供している。
一般個人に対しては、携帯電話、インターネット、BSデジタル放送等のメディアを通じて、個人の生活を支援する各種情報を提供。