発行日 : 2009年11月18日

スキー・スノボーシーズンの降雪傾向発表!

今シーズンは平年より雪の量は少なく、少量だった昨年と同程度

~ 北日本は12月中旬、東日本、西日本は1月下旬がねらい目 ~


株式会社ウェザーニューズ(所在地:東京都港区、代表取締役社長:草開千仁)は、11月18日(水)、来るスキー・スノーボードシーズン到来に向け、全国ならびに各地域におけるスキー場の降雪傾向を発表しました。今シーズンは、寒気の流入が長続きしないため、日本海側を中心平年より雪の量が少なめになる予想で、降雪量が少なかった昨年と同程度の雪の量となりそうです。また、北日本では、平年に比べて暖かくなる日が早いため、春スキーのシーズンは短くなりそうです。このようなシーズンの中でも、北日本では12月中旬、東日本、西日本では1月下旬にまとまった降雪が期待でき、ゲレンデに積もった新雪を楽しむことができそうです。今シーズンは、各エリアの降雪状況を確認し、各地のスキー場にお出かけすると、雪質がよい状態でのウィンタースポーツを満喫できそうです。

スキー・スノーボードシーズン(11月~3月)の降雪傾向

予想降雪量

11月は、北日本を中心に寒気が入ってくるため、北海道では11月中旬に雪の日が増えそうです。東北・北陸では、降雪があっても、暖かい日になることも多く、ゲレンデに積もった雪が速く溶けてしまい、平年よりもゲレンデの積雪量は少なくなりそうです。
12月中旬になると、北日本を中心とした冬型の気圧配置となり、北日本では、昨年の12月と同程度の降雪量となる見込みです。毎日のように新雪が期待できるコンディションとはならないものの、まとまった雪が降るタイミングがあり、ゲレンデで新雪が期待できる日が多くなりそうです。12月中旬頃からの北日本は、シーズンの中でも最も雪質の良い状態でスキー、スノーボードを楽しめる時期となり、お出かけするにはねらい目です。北海道では暴風雪になることもあり、ゲレンデでは、吹雪いて滑りにくくなることもあるため、注意が必要です。平年並みの降雪量が予想される、12月の東日本では、2週間程度、西日本では、数週間程度の繰り返しでまとまった雪が降り、降雪があるタイミングで出かけると新雪を楽しむことができそうです。年末年始は、北日本に寒気が入り、北海道、東北、北陸エリアでは、ゲレンデに新雪が期待でき、お出かけ先にはオススメです。
1月に入っても、北日本では、12月と同じような天候が続き、降雪のタイミングを確認してお出かけすることがポイントです。東日本では、1月下旬に低気圧が日本の南岸を通過し、静岡などの太平洋側のゲレンデにも雪が降る可能性があります。西日本では、1月下旬から2月にかけて冬型の気圧配置になり、ゲレンデには積雪が増える見込みです。日本海側では平年よりも少なめの降雪量が見込まれるものの、東日本、西日本ともに1月下旬のお出かけの計画を立てると、ゲレンデでは新雪が期待できる日が多く、オススメです。
2月~3月中旬までは、平年に比べて寒気の流入が少ないため、降雪量は少ないものの、全国的に寒の戻りがあり、雪が溶けない状況が続きます。3月下旬になると、次第に春めいてきて暖かい日が増え、徐々に雪解けが進みそうです。特に北日本では平年に比べて暖かくなる日が早くなる見込みで、春スキーのシーズンは短くなりそうです。

各地域のシーズン特徴

地域 北海道 東北 関東 中部
シーズン
本格化時期
11月中旬~ 12月上旬~ 12月下旬~ 12月中旬~
降雪の量 平年より少ない 平年より少ない 平年より少ない 平年より少ない
降雪の
特徴
11月中旬は、寒気の影響で雪の日が増える予想です。12月中旬~1月にかけては、冬型の気圧配置となるため、毎日が新雪とはならないものの、まとまった雪が降るタイミングがあり、お出かけの時期としてはオススメです。日によっては、暴風雪になることもあり、ゲレンデでは注意が必要です。2月~3月中旬までは、寒の戻りがあり、ゲレンデに雪が残りシーズンを満喫できます。3月下旬からは次第に暖かくなり、徐々に雪解けが進む予想です。 11月は、降雪があっても溶けるのが早く、ゲレンデでは、平年に比べて降雪量が少ない見込みです。12月中旬~1月は、毎日のように降雪が期待できる天候とはならないものの、まとまった雪が降るタイミングがあり、降雪状況を確認してお出かけすると、雪質の良い状態でのスキー・スノーボードが楽しめそうです。2月~3月中旬までは、寒の戻りもあり、ゲレンデには十分に雪が残ります。3月下旬になると次第に春めいてきて、徐々に雪解けが進みそうです。 12月以降は2週間程度の繰り返しで、まとまった雪が降り、その都度、新雪が楽しめそうです。しかし、ゲレンデによっては、雪の量が少なくなるところがある見込みです。1月に入ると、太平洋側を中心に降雪が期待でき、お出かけの時期としてはねらい目です。2月~3月中頃までは、寒の戻りで、ゲレンデに雪は残るものの、3月下旬になると、気温が高くなり、雪解けが進みそうです。 シーズンを通して、2週間程度の繰り返しで、まとまった雪が降る見込みです。毎日のように降雪が期待できる天候ではないため、平年より降雪量は少なくなるものの、タイミングを見計らってお出かけすると、雪質の良い状態でのスキー・スノーボードが楽しめそうです。3月下旬からは、次第に暖かくなり、雪は次第に解けていくため、早めに計画を立て、シーズン前半のお出かけがオススメです。
地域 近畿・中国・四国・九州
シーズン
本格化時期
1月上旬
降雪の量 平年より少ない
降雪の
特徴
12月以降は数週間程度の繰り返しで、まとまった雪が降り、その都度、新雪が楽しめそうです。タイミングを見計らってお出かけをすると、新雪のグットコンディションでのスキー、スノーボードができそうです。降雪量は、シーズンを通して、日本海側では平年に比べて少ない見込みで、ゲレンデによっては積雪が増えにくいところもありそうです。1月下旬から2月は、冬型の気圧配置となり、積雪量が増え、お出かけにはオススメです。3月下旬になると、暖かくなり、雪解けが徐々に進みそうです。

*シーズン本格化時期は、降雪傾向に基づくもので、スキー場のオープン時期とは異なる場合があります。

今シーズンの降雪傾向について

当社では、日々、長期気象予測サービスの実用化に向けて取り組みをおこなっていますが、現在の気象予測の技術水準では、予測精度の誤差が大きくなる場合があります。今回の降雪傾向発表にあたり、気象機関や長期予報の有識者からの複数の見通しを元に、総合的に見解を出しています。本リリースにおける情報につきましては、発表日における最新の見解になります。

株式会社ウェザーニューズ(東証1部 <4825>)について

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海、空、陸のあらゆる気象現象の世界最大規模のデータベースを有し、独自の予報により、航空、海運、流通、自治体などの各業務の問題解決情報を提供している。
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