発行日 : 2011年04月11日

2011年 第七回桜開花予想発表

東北南部、今週にも開花シーズンへ

~今週、福島・宮城の8割以上の桜が開花見込み、北陸では今週末に見頃シーズンヘ~

・発表地点
   お花見名所660箇所、近所の公園1万箇所、各都市
   サポーターから要望があった木、約1万7千本

・予想内容
   開花日、5分咲き日、満開期間(満開開始日)、桜吹雪日

・インターネットサイトと携帯サイト「ウェザーニュース」で、最新の開花情報を毎日更新

・第八回桜開花予想発表は、4月18日(月)13時発表予定

株式会社ウェザーニューズ(本社:東京都港区、代表取締役社長:草開千仁)は、桜の名所や公園などを対象とした約2万7千箇所の桜の開花予想を発表いたしました。本発表は、見頃が短い桜の開花時期を事前に知ってもらうことで、"日本の桜"を楽しんでもらうことを目的としています。開花予想の対象の桜は、全国のお花見名所660箇所、近所の公園1万箇所、「さくらプロジェクト」に参加する一般の方の「マイ桜」約1万7千本です。開花予想にあたっては、過去7年間、一般の方から寄せられた140万通にもおよぶ桜の開花状況に関する膨大な"観察リポート"、先週全国で一斉調査した"つぼみリポート"、今後の"気象状況の予測"などをもとに算出しています。インターネットサイト「ウェザーニュース」内の「さくらCh.」及び、携帯サイト「ウェザーニュース」では、全国2万7千箇所の最新の開花予想(開花日、5分咲き日、満開期間(満開開始日)、桜吹雪日)を毎日更新し、気象条件によって左右されやすい桜の開花の最新情報を公開していきます。

2011年の桜開花予想

~桜開花の時期~
桜開花傾向 2011/04/11発表

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近年、桜の開花は早くなってきています。過去30年間の平均と5年間の平均を比べてみても全国的に早まっています。特に 都心部でこの傾向が大きく、関東地方では2006年以来、毎年過去30年間の平均より早く咲いています。一方で、九州南部など太平洋側の一部ではそれほど開花が早まっていないところもあります。また、エリアによっては桜の開花前線が南から北へ進んでいくとも限らない年が多くなってきました。 今年の3月は上旬に強い寒の戻りとなり、中旬にも真冬並みの寒波が襲来して、気温の低い日が多くなりました。このため、今年の桜の開花はここ5年の開花傾向と比べて東日本、西日本では遅めとなりました。今回のつぼみ調査の結果では、北日本や北陸の南部ほど例年よりつぼみの生長が遅れていることが分かり、今年は昨年と比べて北陸、甲信越から東北南部で桜の階かが遅い予想です。東北北部から北海道では、昨年がかなり遅い開花だったこともあり、今年は昨年より開花が早くなる所が多い予想です。


2011年の開花実況

開花実況 2009/4/11発表

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今年のソメイヨシノの一輪開花は九州地方から始まり、熊本県は3月16日に桜全体のうち2割以上の桜が一輪開花以上の状態になり、開花シーズンに入りました。その後、九州と四国の太平洋側の地域が次々と開花シーズンに入り、開花時期を迎えた地域がさらに北へ東へと広がりました。特に3月29日から4月1日にかけては西日本、東日本では開花ラッシュとなり、愛知で3月29日、大阪で3月30日、東京で3月31日にそれぞれ開花シーズンを迎えました。なお、西日本、東日本のすでに開花した地域では全般に昨年より一週間から10日ほど遅い開花シーズンの訪れとなりました。その後、先週桜の開花前線は北上し、先週には北陸や関東北部でも開花シーズンに入るエリアが出てきました。



【各都道府県における開花実況】(※昨日時点)
都道府県 開花実況 今週の開花予想 都道府県 開花実況 今週の開花予想
北海道 0.0% 0.0% 福島 7.2% 80.1%
青森 0.0% 0.0% 新潟 11.9% 89.2%
岩手 0.0% 5.4% 富山 37.1% 80.8%
宮城 8.0% 83.2% 石川 71.3% 100.0%
秋田 0.0% 13.0% 福井 81.7% 100.0%
山形 0.0% 58.9% 長野 7.5% 71.2%

※今週の開花予想は、4月18日(月)時点において各都道府県内で桜が開花している状態(開花率)の予想割合です。


~つぼみ調査による全国の桜の生長状況~

北日本や北陸のつぼみもスローペースの生長

東日本・北日本の約600本のつぼみ調査の結果、前回の調査結果と同様、東北では昨年に比べて約一週間以上、つぼみの生長が遅れていることが分かりました。ただ、生長が遅れているのは東北南部が中心で、東北北部では昨年に比べて目立った生長の遅れはありません。東北南部のつぼみもスローペースではあるものの、順調に生長を続けており、福島県の沿岸からは開花を迎えたマイ桜のリポートが届き始めています。また、北海道のつぼみも変化が目立ってきており、前回の調査ではわずか3%だった「先が黄色に」の割合が、今回の調査では約3割になりました。昨年のこの時期の調査でも約3割のつぼみが「先が黄色に」以上に生長していたことから、現時点では昨年と同じペースで生長が進んでいることが確認できました。
凡例
つぼみ調査

※つぼみ調査について

ウェザーニューズでは、全国の桜の生長状況を調べるため、先週の4 月7日~4月9日の期間、全国の一般の方と共に"つぼみ調査"を行いました。つぼみ調査により、つぼみの状態を細かく把握することで、より精度の高い開花日を予想することができます。つぼみ調査では、対象となる樹木の生育環境を"日当たり""枝""生長度合い"などを基準にチェックし、つぼみの様子を7ランク別(まだ小さく硬い、先が黄色に、先が緑に、全体が緑に、先がピンクに、花びらが見えた、花の軸が伸びた)に写真と共に報告します。つぼみ調査は毎週定期的に行う予定で、それをもとに毎週月曜日に最新の予想を発表していきます。

~開花に影響する気温の推移と予測~

<休眠打破期 12月から2月前半の実況>

桜の開花に大きく影響する「休眠打破」は1日の平均気温が3度~9度くらいが、最も大きな効果があると考えています。今年、気温は北日本、東日本の太平洋側を中心に例年よりやや高めになりましたが、桜の開花に大きな影響を与えるものではないと考えています。この結果、ほぼ全国的に休眠打破は順調に行われていると分析しています。


<「成長期」 2月後半以降の今後の実況と予測>

2月の後半は暖かい日が多くなり、2月25日には関東地方で春一番が吹きました。2月末から3月上旬にかけては、寒気が日本の上空にとどまり、強い寒の戻りとなり、桜のつぼみの生長に不向きな天候が続きました。その後も3月中旬には真冬並みの強い寒気がやってきて、例年より暖かくなるのが遅れました。3月下旬になると日本付近を低気圧が周期的に通過し、暖かい日が時折現れるようになって、4月に入ると東北南部でも最高気温が20度を上回る日も出てきました。この先、北日本では極端な低温、高温傾向はない予想で、着実に春らしさは増してくるでしょう。なお、この先の気温傾向に予報と大きな差異が現れた場合には、予報よりも開花日が前後する可能性があります。


~4月4日発表の第六回開花予想との相違点~

今回のつぼみ調査結果や最新の気温傾向予想から総合的に判断して、今回の開花予想は4月4日に発表した第六回開花予想と大きな変化なしとしています。

2011年の各都道府県における名所の桜開花予想

下記の予想地点は、全国660箇所の名所から都道府県ごとに1つをピックアップ(北海道は2つ)したもので、その他の予想地点は、インターネットサイト(http://weathernews.jp/sakura/)または、携帯サイト(http://wni.jp)にてご確認いただけます。また、昨年および5年平均開花日は、一部を除き各地点への当社独自調査によるものです。

エリア 都道
府県
スポット名 開花
(1輪)
5分咲き日 満開開始日 桜吹雪日 昨年
開花
5年平均
開花 ※1
北海道 北海道 函館五稜郭 4月30日 5月3日 5月4日 5月7日 5月6日 4月30日
二十間道路桜並木 5月6日 5月8日 5月9日  5月11日 5月12日 5月6日
東 北 青森 弘前公園 4月24日 4月27日 4月29日 5月2日 4月27日 4月22日
岩手 紫波城山公園 4月27日 4月30日 5月2日 5月5日 4月30日 4月23日
宮城 白石川堤 4月12日 4月15日 4月18日 4月21日 4月11日 4月9日
秋田 檜木内川堤 4月26日 4月29日 5月1日 5月4日 4月30日 4月24日
山形 霞城公園 4月19日 4月22日 4月25日 4月28日 4月20日 4月15日
福島 三春滝桜 4月11日 4月14日 4月17日 4月20日 4月13日 4月13日
中 部 新潟 県立鳥屋野潟公園 4月13日 4月16日 4月19日 4月22日 4月12日 4月8日
富山 松川公園 4月7日 4月11日 4月14日 4月18日 4月1日 4月2日
石川 兼六園 4月8日 4月12日 4月15日 4月19日 4月5日 4月3日
福井 足羽山公園 4月13日 4月17日 4月21日 4月25日 4月5日 4月4日
長野 高遠城址公園 4月11日 4月14日 4月16日 4月19日 4月5日 4月9日

※開花(一輪)を迎えたスポットは、背景をピンクで記しています

ウェザーニューズの桜開花予想の定義について

<名所660箇所の桜開花予想について>

ウェザーニューズでは、桜の開花日を「その木に一輪以上の桜が初めて咲いた日」と定義しています。公園など、桜の木が一本以上ある範囲の開花の定義は、その範囲の桜が開花するピーク日を算出しています。5分咲き日、満開期間(満開開始日)、桜吹雪日も同様の定義で行ないます。開花の確認は、該当施設の管理者などによる開花の判断があったかどうかを基準とします。

※1)昨シーズンより定義を変更したため、5年平均開花は推定値になります。

<各エリアの桜開花予想について>

桜は、樹齢や生育環境によって開花日に変動が生じるため、同じエリア内でも開花日は一本一本違います。ウェザーニューズでは、身近な桜の開花日をより感覚と合った形でお伝えするため、各エリアの開花日においては、開花日決定の対象となるような桜の木の選定を行わず、エリア全体の桜を対象とします。そのため、対象となる範囲が広く、桜の木が多い各エリアの開花日に関しては、開花のピークを迎える期間として発表しています。

ウェザーニューズの桜開花予測の手法について

ウェザーニューズでは、今シーズンの桜の開花予想にあたり、下記の4つの視点で分析し、開花予想を発表しています。


(1) サポーターリポートの分析

ウェザーニューズでは、全国各地の一般の方(サポーター)と、桜の"つぼみ"から"開花"、"葉桜"になるまでの過程を共に観察する「さくらプロジェクト」の取り組みを2004年より毎年実施しています。昨年は、約2万人が本プロジェクトに参加し、当社には、過去7年で寄せられた140万通以上もの各地点における開花情報が蓄積されています。今年は、これら蓄積された写真等の膨大な量の観察データを、地点ごとに細分化、分析し、ピンポイントの開花予想に活用しています。また、今後発表する予測に関しても、刻々と全国からリポートされる開花やつぼみの実況を取り入れて反映していきます。


(2) 近年の統計データを分析

桜の開花予想を算出する際、過去の統計データは分析の基本データとなります。通常、過去30年~50年程度の長期間のデータを使用しますが、昨今の平均気温の上昇傾向により、長期の統計データでは、正確な開花予想の算出が難しくなってきました。当社では各地点の開花予想の算出にあたり、気温が上昇傾向にある過去20年の統計データを基本としています。また近年の急激な変化を把握するため過去5年、過去10年の統計データをも応用分析しています。さらに今年は、昨年のような、急に到来した寒気の影響で開花までの期間が長引く場合も、早急に開花予想の算出に反映できるようプログラムをバージョンアップしています。


(3) 最新の気象データをもとに開花に影響する気温の推移と開花予想を算出

桜の開花には、前年からの気温傾向が大きく関わります。桜が順調に開花する条件は、前年の秋から冬にかけて十分に冷え込むこと、そして2月後半以降に暖かさが増してくることです。秋から冬にかけての冷え込みは「休眠打破」のために必要なものです。また開花を促す3月の気温が大きく影響し、3月の暖かな春の訪れが早いほど桜の生長が促されて桜の開花が早まる傾向にあります。なお、開花直前の時期に寒の戻りがあると、寒さが強まった日数だけ開花日が遅れる現象が出ますが、こうした急激な冷え込みは、事前に把握、確定が難しく、これによる開花日の遅れは傾向として内包しています。こうした寒の戻りの傾向は、開花時期直前のつぼみ調査や最新の独自週間予報等から予測に反映します。


(4) 全国660箇所の桜の名所への取材データ

ウェザーニューズでは、「さくらプロジェクト」のコンテンツとして、毎年、全国の桜の名所(約660箇所)の紹介を桜の開花の実況と併せて提供しています。この660箇所へは、毎日、電話などで現地へ独自に取材を行い最新の桜の開花状況を調査し、携帯サイト、インターネットサイトに更新をしています。こうした全国の桜名所スポットの過去データを分析し、開花予想に反映しています。

桜カレンダー

桜カレンダー

桜カレンダー

 

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各エリアの桜開花予想

桜開花予想・北海道

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ゴールデンウィークに続々と開花
北海道では、4月は寒の戻りもありますが、晴れて暖かな日が多く、つぼみもスクスクと生長します。4月下旬には道南方面から桜の開花が始まり、5月半ばにかけて開花前線が北上していく予想です。満開時期を迎えるのは、札幌周辺では5月上旬となり、ゴールデンウィーク中に桜吹雪が始まるでしょう。開花が遅い根室・釧路方面でも5月後半には開花が始まり、5月下旬には満開時期を迎えそうです。


札幌市の開花分布(予想)
桜開花予想・東北地方

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4月中に桜前線はゆっくり北上
東北地方では、南部で開花する桜も出始め、4月下旬にかけてゆっくりと北上を続ける予想です。満開時期を迎えるのは、仙台周辺で4月中旬となり、4月下旬に向かって次第に桜吹雪が始まるでしょう。4月は寒の戻りもありますが、晴れて暖かな日が多くなる見込みです。日差しのぬくもりに後押しされて、桜前線もジワジワ北上していきそうです。


仙台市の開花分布(予想)
各エリアの開花日の算出方法と開花分布(予想)について

◆各エリアの開花日の算出方法と開花分布(予想)について

各エリアの開花分布(予想)は、過去7年間において、全国各地のサポーター(一般の方)が観察した一本一本の桜の木の報告をもとに、各都市の開花日(一輪開花)の推移を示した分布図です。図のように桜の開花は、同じエリア内においても開花日が分散されます。当社では、サポーターから報告のあった各エリア内の開花分布をもとに、加重平均し、桜が開花する本数が多い"開花ピーク時期"をエリアの開花日(幅をもった日数)として算出しています。

<桜開花情報に関するウェザーニューズの考え方>

日本の春を告げる象徴とも言える桜開花情報は、日本人にとって特別な意味をもつ重要な情報と考えています。昨年から気象庁の開花予想が取りやめられると同時に、新たに始める企業も増え、これまでの桜情報の在り方が変わる時期を迎えました。多くの情報源から、利用者が能動的に自分にあった知りたい情報を入手できる環境が整っていくことは、一般の利用者をはじめ、桜のイベント等に携わる自治体や企業にとっても有益なことと考えています。ウェザーニューズでは、7年前から利用者がただ情報を受け取るだけでなく、自らが参加し、その主体性を通じて、より桜を楽しんでいただく桜情報を創ってきました。今年も、桜を楽しむ日本人すべてにウェザーニューズの桜開花情報を利用していただけるよう、これまで以上に楽しく、質の高い情報発信を目標に、サポーターと共に取り組んでいきます。

株式会社ウェザーニューズ(東証1部 <4825>)について

世界主要国 / 地域に29の営業拠点を持つ、世界最大の民間気象情報会社。
海、空、陸のあらゆる気象現象の世界最大規模のデータベースを有し、独自の予報により、航空、海運、流通、自治体などの各業務の問題解決情報を提供している。
一般個人に対しては、携帯電話、インターネット、BSデジタル放送等のメディアを通じて、個人の生活を支援する各種情報を提供。