発行日 : 2008年09月03日
~ 全国の一般の方からのリポート1793件により判明 ~
株式会社ウェザーニューズ(所在地:東京都港区、代表取締役社長:草開千仁)は、全国の一般の方からの協力のもと、クマゼミの分布を調査する『全国一斉クマゼミ調査』を実施し、この度、その調査内容をまとめ発表しました。調査では、従来、生息の北限が“関東南部”と言われていたクマゼミが、温暖化などの影響により、“関東北部〜北陸”に変化し、生息の範囲が拡大していたことが、一般の方から寄せられた1,793件のリポートにより判明しました。
クマゼミは、平地から低山地にいる6〜7cmの大型のセミで、関東南部以西の東海、近畿、中国、四国、九州地方に生息しています。しかし、ここ数年、ウェザーニューズには、生息地と言われていたエリア以外からの目撃リポートが一般の方から多数寄せられていました。ウェザーニューズでは、これらクマゼミの生態を一般の方と共に調査する試み『全国一斉クマゼミ調査』を8月に行い、全国から1793件寄せられたリポートをもとに傾向をまとめ発表しました。
![]() |
→ |
![]() |
調査前 |
調査後 |
〜関東の温暖化などが一因 〜
従来、生息エリアの北限と言われていた“関東南部”が、“関東北部〜北陸”に変化していることが、この度、分かりました。これは、東京を中心とする関東圏において、気温上昇が起こり、これによりクマゼミの生活できる環境が北上していることが要因として挙げられます。大阪と東京の積算気温の変化をみてみると、現在の東京は70年代の大阪に匹敵する暑さになっていることがわかります。

今回の調査では、数十年前までは少なかったと思われる“クマゼミ”の数が、“アブラゼミ”の個数を上回りつつある実態が、各地のリポートで明らかになりました。これらリポートは、東海から九州の一帯で特に多く、“クマゼミ”が“アブラゼミ”より多い傾向は、それらの地域で顕著であることが分かりました。
通常、クマゼミは、早朝から昼頃にかけて鳴きます。しかし、各地からのリポートでは、昼の他に、夜の時間帯に鳴くとのリポートが多数寄せられています。この傾向は、近年、夜でも気温が高いことや、照明により明るい状況が続くことなどが要因として考えられます。
世界主要国 / 地域に32の営業拠点を持つ、世界最大の民間気象情報会社。
海、空、陸のあらゆる気象現象の世界最大規模のデータベースを有し、独自の予報により、航空、海運、流通、自治体などの各業務の問題解決情報を提供している。
一般個人に対しては、携帯電話、インターネット、BSデジタル放送等のメディアを通じて、個人の生活を支援する各種情報を提供。